JR川崎駅北口改札の上に位置する「コモレビテラス」で12月15日、「川崎シビックパワーバトル2019」が行われる。
人口統計や公共施設の場所といった、誰でもアクセスできるオープンデータを活用して、今まで埋もれていた「街の魅力」を発掘し、自分の住む地域の良さをプレゼンテーションして競い合う同イベント。最終的な勝者は観覧者の投票により決まる。
2回目となる今回は12人が参加し、関心のあるテーマごとに3つのチームに分かれて、地域で課題を感じている人を抽象化した人物(ペルソナ)を想定し、その人物が地域課題に向き合い、その過程で魅力を発見していく様を発表する。
3つのチームは「子どもの暮らし」「コミュニティーと居場所」「高齢者の暮らし」というテーマによって分けられ、それぞれ「小学生の子どもがいる夫婦」「市内に引っ越してきたばかりで出産後間もない母親」「市内に長年住んでいる高齢の夫婦」というペルソナで、データを活用しながら課題解決に取り組む。
主催するオープン川崎の小俣博司さんは「参加者の12人は、子育て支援NPOの職員だったり、IT企業の社員だったりとバックグラウンドは異なるが、何らかの形で地域活動に関わっている人たち。半年前くらいから、オープンデータの活用法について少しずつ勉強会を行い、このバトルの準備をしてきた」と話す。
「事前申し込みは必要なく、誰でも立ち寄れる場所で行うので、気軽に観覧に来てほしい。今回は初めてユーチューブでの配信も行い、アプリを作ってそちらでも投票できるようにした。川崎駅まで当日来られない方も、ぜひ自宅でバトルの様子を見て投票していただければ」と呼び掛ける。
開催時間は13時~15時。観覧無料。