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武蔵小杉のブックカフェCOYAMAが再始動 台風の被害乗り越え

再始動する「COYAMA」の看板を掲げる店主の奥真理子さん

再始動する「COYAMA」の看板を掲げる店主の奥真理子さん

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 武蔵小杉と向河原の間の住宅街にあるブックカフェ「COYAMA(コヤマ)」(川崎市中原区上丸子山王町2)が1月11日、再オープンする。

「水がここまで上がった」と話す

 築48年の印刷工場をリノベーションして、本とアートを楽しめるブックカフェとして昨年5月にオープンしたが、10月に川崎市を襲った台風19号による水害を受けて、約3カ月の間、復旧作業を行っていた。

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 上丸子山王町は、多くの商店や飲食店が浸水の被害を受けたエリア。店主の奥真理子さんは「展示していた本など、大切なものはあらかた2階に移していたので無事だったが、それでも本当にこんなに水が来るとは思っていなかった」と振り返る。

 自ら手作りした本棚や展示台も水にぬれた。水を含んだ断熱材を取り除くために床をはがし、再び大工道具を手に取って、復旧作業を行った。水が上がってきたラインが一目で分かるように壁を色分けして塗装した。

 「この近隣は武蔵小杉の駅周辺と違って、古い家も多い。高齢の方の住宅など、作業が進んでいないところもあり、心配」と奥さん。「営業を再開して、同じ町に住む人や沿線の人など、多くの人にこのエリアのことを知ってもらえたら」と期待を込める。

 本棚をディレクションする人が毎月変わる企画や、隣接スペースを利用した個展なども意欲的に行ってきた。それらも被災時に行っていた企画から順次再開する予定。1月中は、本を購入した人は食事が10%引きになるサービスも行う。

 土曜・日曜のみの営業(営業時間は12時~18時)。水曜日は、電源などが利用できるワーキングスペースとして1時間300円で開放する(10時30分~17時30分、水曜日のみ飲食物の持ち込み可能)。