Bリーグ・川崎ブレイブサンダースは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に寄与し、制約された状況に置かれる子どもたちを支援するため、所属選手と連携して支援活動を開始した。
支援策は、Bリーグのシーズンが中止となったことに伴い、ホームゲーム開催時に使用予定のマスク500枚を、公益社団法人川崎市病院協会を通じて川崎市内の病院に寄贈する作業から始まった。
日本代表でもある篠山竜青と辻直人の両選手が、新型コロナウイルス感染拡大防止のために手洗いの励行や団結を呼び掛けるメッセージ動画を制作。川崎駅、武蔵小杉駅、溝口など川崎市内各所のビジョンで放映。同時にSNSでの発信も行う。既にクラブロゴのパーツが離れる画像をtwitterに投稿して感染拡大防止のために「社会的距離」を取ることを呼びかけている。
例年シーズンオフに実施している選手が着用しサインを入れたユニフォームのオークションを今年も実施。オークションの収益を、社会福祉法人中央共同募金会「臨時休校中の子どもと家族を支えよう緊急支援募金」への寄付され、新型コロナウイルス対策に役立てさせてもらう。
DeNA川崎ブレイブサンダースの元沢伸夫社長は「新型コロナウィルスの影響により、Bリーグだけでなくスポーツ界全体が、過去経験したことがないほどの困難に直面している。川崎ブレイブサンダースにもシーズンの中止やファンイベントの自粛、スクールの休校など多くの思いがけない出来事が発生した。しかし、まわりを見たときに、もっともっと大変な状況に置かれている方々がいること、何よりも昼夜を問わず懸命に患者さんのため、感染の広がりを防ぐために従事されている医療関係者の方々がいることを知った。微力ではあるが我々クラブにできることはないかと考え、選手やクラブスタッフからも自分たちにできることで役に立ちたいという声もあり、今回このような取組を実施することにした」とコメントを発表した。(表現一部改変)