コロナウィルスの拡大による緊急事態宣言以降、市内でもさまざまなオンラインの取り組みが行われている。

「手から元気になる癒しタイム」の様子

　4月28日には「幸区盛り上げ隊」が「オンラインワークショップまつり」を実施した。甘酒づくりや、バスボムづくり＆アロマのお話、手から元気になる癒しタイムなどお家で楽しめるコンテンツを用意し、子どもから大人まで幅広い層が参加した。

　オンライン講座に参加した井若さつきさんは「いつもなら平日の10時は見送ったかもしれない時間帯。自宅で空き時間に参加できるのは子育て中の身にはありがたく、オンラインイベントにすっかりはまっている。上手に使って交流を広めていきたい」と話す。

　今年で10周年を迎える鹿島田駅からすぐの洋食レストラン「ブラッスリーほっぺ」（川崎市幸区鹿島田1）では4月25日、オンラインでの料理講座「こんなときだからこそ、 本格レストランのシェフが教えるお手軽ナポリタン」を開催した。

　オーナーシェフの大森達也さんは「このような現状の中、料理人として、お家にいる方々に何か出来ないかと思っていたところ、常連客の1人からオンラインでの料理講座の提案があった。自分はネット配信を使ったことが無かったため、彼にお任せして開催してもらった」と話す。

　当日は、約30人が参加。大森シェフと一緒にナポリタンをつくった後、試食会を行い、作ったナポリタンをオンラインで交流しながら食べた。大森さんは「料理専門学校での教職の経験があるので、その頃のことを思い出しながら話ができた。大勢の人と一緒に作ることが出来て楽しかった」とほほ笑む。

　「飲食店は、どのお店も大打撃を受けている。それぞれのお店が、様々な工夫をして何とか乗り切ろうと努力している。今回開催して好評だったので、第二回も考えている」とも。

　ブラッスリーほっぺは4月29日～5月6日までは自粛休業。7日以降、月曜日～金曜日のランチタイムは通常営業、及びテークアウト。ディナータイムは電話予約のテークアウトのみで営業する。