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「川崎鶴見臨港バス」に次世代バイオディーゼル燃料バス 「ユーグレナ」と連携

次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を使った川崎臨港バス

次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を使った川崎臨港バス

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 京急グループの「川崎鶴見臨港バス」(川崎区中瀬)が「ユーグレナ」(東京都港区)と連携して、「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を使った路線バスの運行を始めた。

「川崎鶴見臨港バス」本社

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 2005(平成17)年に沖縄県石垣島で食用に適した微細藻類ユーグレナ(和名=ミドリムシ)の屋外大量培養技術を確立したという「ユーグレナ」は、石垣島で生産したミドリムシやクロレラなどを活用した機能性食品・化粧品などの開発販売、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っている。

 同社では2018(平成30)年10月、バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを神奈川県に完成。日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す「GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)」を宣言した。

 これまで、ハイブリッドバスの導入やEVバスの導入など、地球環境負荷の軽減に積極的に取り組んできた川崎鶴見臨港バスでは今回、ユーグレナの「GREEN OIL JAPAN」宣言に賛同し、ユーグレナバイオディーゼル燃料を使うことを決定した。

 ユーグレナが製造するユーグレナバイオ燃料は、ユーグレナなどの微細藻類と廃食油を原料とする。廃食油の一部は、横浜市立の獅子ヶ谷小学校と下末吉小学校の小学生が回収。家庭から出た使用済み食用油を再利用する。併せて、運行している路線バスの外装・内装に、獅子ヶ谷小学校の小学生が「大人になっても残したい自然」をテーマに描いた絵をラッピングしている。

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