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元住吉に「たけくま酒店」2号店 地酒に特化、「地域に愛される店」目指す

店頭で、たけくま酒店の宮川大祐さんと史恵さん夫妻。「オープンを急いだので、看板もまだ印刷してパウチしただけ」と笑顔を見せる

店頭で、たけくま酒店の宮川大祐さんと史恵さん夫妻。「オープンを急いだので、看板もまだ印刷してパウチしただけ」と笑顔を見せる

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 東急東横線・元住吉駅からブレーメン通りを抜け、井田中ノ町商栄会に入ってすぐのところに、日本酒を中心にした酒店「地酒や たけくま酒店 元住吉店」(川崎市中原区木月3)が6月11日、オープンした。

神奈川の地酒を紹介する宮川さん

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 4月までは地酒専門の石澤酒店が営業していた場所。川崎市幸区で地酒を扱う「たけくま酒店」の4代目社長である宮川大祐さんは、同業者の廃業を聞き、同じ場所に2号店を出すことを考えた。

 「とても有名な店だったし、まだ元気だったから驚いた。同時に人通りが多くにぎわいのある立地にひかれ、その後に同じ場所を借りて営業をしてもいいかと尋ねたところ、ぜひと背中を押してもらった」と宮川さん。「幸区の店は、業務用の売り上げが8割を占めていて、お客さんとの触れ合いは少なかった。いつかお酒を飲んでくれるお客さんの顔を見ながら商売をしたいねと妻とも話していた」と振り返る。

 日本酒を通じて大祐さんと出会ったという妻の史恵さんは「地酒はそれぞれの地域の特色が出ていて、実際に訪ねてみたり、そのエリアのことを知ったりすることでより深く味わうことができるのが魅力。基本的には自分たちが心を動かされたお酒を置いているので、お店に来てくれた人の好みを聞きながら提案していければ」とほほ笑む。

 新型コロナウイルス拡大の影響で、とにかくまずオープンさせることを優先したという。少人数で満足のいく接客ができるよう、現在は営業時間を限定している。「いずれは角打ちや、利き酒のスペースを作れたらとも考えているが、まずは目の前のお客さんに受け入れてもらい愛される店にしたい」と話す。

 当面の営業時間は13時~19時30分(土日祝は19時)。水曜・木曜定休。

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