武蔵小杉駅周辺のごみ拾い活動に取り組む団体「グリーンバード武蔵小杉駅チーム」が9月20日、活動開始から5周年を迎えた。
リーダーを務める那須野純花さんが高校生の時立ち上げた同団体。毎月第3日曜の10時~11時にゴミ拾い活動を行っている。沿線の高校生や大学生など若年層も多く参加する。ボランティア活動ならではのフラットな雰囲気で、小さな子供からお年寄りまで都合のつく時間に参加し、和気あいあいとごみを拾ってきた。
コロナ禍の中では感染対策を強化し、7月から活動を再開した。那須野さんは「緊急事態宣言を受け4月と5月は活動を控えていたが、ゴミ拾いの活動以上にコミュニティーを維持するため、人の集まる場として求められていると感じ、再始動を決意した」と話す。
チームサブリーダーの藤本絢さんは5年間の活動を振り返り、「本当にあっという間だった。たくさんの人に出会い、それがいろいろと広がり、自分の成長にもつながった。これから来てくれる人にもこの楽しさを伝えていけたら」と意気込む。
一昨年から運営メンバーとして活動している高校3年生の駒田怜々さんは「最近は落ちているごみを見ると拾いたくてウズウズしてしまう。毎回の活動が本当に楽しみ」と笑顔を見せる。