川崎市は10月15日、プレミアム商品券「川崎じもと応援券」の第3次販売を開始した。
87万冊の販売を見込んで7月に発売されたが、売れ行きが伸び悩み、9月には2次販売を行った。それでも36万5千冊の販売にとどまり、3次販売は事前申込みを不要とし、対面で購入できるようにした。以前に購入した人でも購入できる。
15日の発売日、中原区のJAセレサの前には雨の中、開店の9時前に列ができた。10時に開店する東急スクエアの中にあるコンタクトレンズ店でも、予定していた冊数の500冊をすぐに売り切り、11時30分に開店するアズーロ・ネロでも並んでいた人の半分以上が買えずに帰った。
一日に購入できる上限の10冊を購入したという主婦は「畳の取り換えや、フィットネスなど意外とさまざまな用途に使えるので、思い切ってたくさん買った。少しでも地元企業への貢献になれば」と話す。
初日は市内全域で10万冊ほどが売れ、「好調な滑り出し」と市担当者。「利用できる店舗が増えてきて、使い勝手の良さが浸透してきたことや、直接販売にして買いやすくなったことにより、大変多くの方に購入いただいている」という。
「この事業によって、新型コロナウイルスによって大きな影響を受けている飲食店や小売店の、早期の回復につながれば。積極的に使っていただき、経済回復にご協力いただければうれしい」と話す。
市内のJAセレサ全店舗、川崎信用金庫(10店舗)と、ドラッグストアーや書店など、市内85か所が販売窓口となっている。予定冊数の48万冊がなくなり次第、販売を終了する。10月16日現在、利用できる店舗は4439店(市では今後も登録を呼び掛ける)。