株式会社サカイ引越センター(大阪府堺市、代表取締役社長:田島 哲康、以下「サカイ引越センター」)、株式会社ハート引越センター(東京都葛飾区、代表取締役社長:太田 至計、以下「ハート引越センター」)および株式会社T2(東京都千代田区、代表取締役CEO:熊部 雅友、以下「T2」)は、将来的なドライバー不足による「引越し難民」への新たな対策として、本年4月より、引越業界で初めて*?となる、自動運転トラックを用いて家財を輸送する実証を、関東ー関西間の高速道路一部区間で開始します。

サカイ引越センターの拠点とT2の自動運転トラック
ハート引越センターの拠点とT2の自動運転トラック
引越業界では例年、転勤・進学などが集中する3・4月に依頼が集中し、国は利用者に時期の分散を呼びかけています*?が、今後、「2024年問題」などを背景に、特に関東ー関西など長距離の輸送を担うドライバーが不足すると、希望の日程で引越が困難となる「引越し難民」が増える恐れがあります。
サカイ引越センターではこれまで、需要の高い長距離の輸送力を確保するため、ドライバーの養成プログラムの整備や福利厚生の充実、外国人材の活用、鉄道輸送へのモーダルシフト*?など、さまざまな対策を講じてきました。ハート引越センターでも、一度に多くの積載が期待できる大型トラックを積極的に導入するとともに、全国にある直営営業所のネットワークを活用した中継輸送体制の構築によりドライバーの労働時間の短縮につなげるなど、体制を強化してきました。
こうした中、両社は、T2が2027年度に実現を目指す、レベル4*?自動運転トラックによる幹線輸送サービスを利用する検討に入りました。安定した輸送力の確保に加えて、現状、現場のスタッフが家財の搬出入や接客などの「サービス」と、家財の「輸送」を両立する中、ドライバーの乗車が不要なレベル4自動運転トラックに「輸送」を置き換えることで、より高品質の「サービス」を提供できると考えました。
その第一歩として、T2が商用運行*?で使用しているレベル2*?自動運転トラックを用いて、本年4月より順次、サカイ引越センターおよびハート引越センターの拠点を結ぶ関東ー関西の高速道路の一部区間において、各社が取り扱う家財を輸送する実証を行います。利用者のニーズが高い土日の運行にT2として初めて取り組み、交通量や運行管理体制の構築など、土日特有の条件でオペレーションが有効に機能するかも検証します。


本実証で輸送するサカイ引越センターの家財のイメージ
神奈川県綾瀬市に設置予定の「切替拠点」のイメージ
レベル4を見据えて、T2では本年1月、「関東ー関西間の1日1往復」運行を国内で初めて実証*?するなどオペレーションの構築を進めるとともに、本年春に、無人運転(高速道路)と有人運転(一般道)を切り替えるためにドライバーがトラックに乗り降りする「切替拠点」*?を神奈川県綾瀬市・兵庫県神戸市に設置し、サカイ引越センターとハート引越センターとの実証でも綾瀬市の拠点を活用します。
さらに同じく本年春に、高速道路上の工事区間など、これまでドライバーが一時的に手動運転に切り替えざるをえなかった場面に対応する自動運転技術を新たに開発・実装し、綾瀬市と神戸市の切替拠点近くのIC手前までの本線完走を目指しており、レベル4に向けた準備を本格化させていきます。
*? 3社調べ(26年3月時点)。国内で引越し事業を営む企業の取り組みとして
*? 国土交通省のリリース:https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001978842.pdf
*? 本件に関するリリース:https://www.hikkoshi-sakai.co.jp/news/2025/ou63ua0000000b0v-att/ou63ua0000000b16.pdf
*? 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態
*? 本件に関するリリース:https://t2.auto/news/2025/0701.pdf
*? ドライバーの監視のもとに行われる特定条件下での高機能自動運転
*? 安全確保が必要な状況や料金所、工事区間などではドライバーが一時的に運転操作
*? 本件に関するリリース:https://t2.auto/news/2026/0225.pdf
*? 本件に関するリリース:https://t2.auto/news/2025/1030_c.pdf(神奈川県綾瀬市)https://t2.auto/news/2025/1210_b.pdf(兵庫県神戸市)