株式会社ディライト(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役:高橋 亮)は、納骨堂の購入経験者を対象に、「納骨堂」に関する調査を行いました。
近年、お墓のあり方が多様化する中で、従来の墓地ではなく「納骨堂」を選ぶ方が増えています。
納骨堂とは、個人や家族の遺骨を納めるスペースを備えた建物のことです。
一般墓や樹木葬と並ぶお墓の一種で、「マンション」型のお墓とも言えます。
では、納骨堂を選んだ理由や、実際に購入して感じたメリット・デメリットについて、納骨堂の購入者はどのように考えているのでしょうか。
そこで今回、『お墓の口コミ』(https://oohaka.jp/)を運営する株式会社ディライト(https://delight.co.jp/)は、納骨堂の購入経験者を対象に、「納骨堂」に関する調査を行いました。
記事の続きは下記サイトでご紹介しております。
【https://oohaka.jp/news/246】
<納骨堂に関する調査結果トピックス>
・納骨堂を選んだ理由の第1位は「管理が容易だから」
・納骨堂選びで重視した点は「立地・アクセス」が6割以上で最多に
・選んだ納骨堂の種類は「ロッカー式納骨堂」が3割以上と最多に
・種類ごとに選ばれる理由は異なり、自動搬送式は「利便性」、ロッカー式は「コスパ」、仏壇式・位牌式は「保管環境や継承不要」が評価されている
・購入金額の中心帯は「30~50万円未満」で、納骨堂の種類によって価格の幅に違いがみられた
・「思ったより費用がかかった」など、購入後に想定外の事態があったとの声も
・納骨堂の満足度は全体で9割以上が満足しており、特に自動搬送式や墓石式で満足度が高い結果に
納骨堂を選んだ理由第1位は「管理が容易」だから
納骨堂とは、遺骨を保管するための屋内施設で、建物内に収骨スペースがあります。様々な埋葬方法がある中で、納骨堂を選んだ理由は何なのでしょうか。
はじめに、「納骨堂を選んだ理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『管理が容易(52.0%)』と回答した方が最も多く、『費用を抑えられる(46.8%)』『お墓参りがしやすい(45.1%)』と続きました。
従来の墓石を伴うお墓と比較して、管理の手間がかからず、経済的な負担を抑えられる点が、納骨堂を選ぶ大きな理由となっているようです。
また、故人や家族の意向よりも「管理のしやすさ」「費用」「利便性」が優先されており、核家族化や少子高齢化に伴う管理負担の軽減意識が反映されていることがわかりました。
では、納骨堂選びで重視した点は何なのでしょうか。
「納骨堂を選ぶ際に重視した点は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『立地・アクセス(64.0%)』と回答した方が最も多く、『価格(56.2%)』『管理体制(33.3%)』と続きました。
「立地・アクセス」が最も重視されていることから、遺族が定期的に墓参りをしやすい環境が求められており、同時に「価格」も大きく影響する事項となっていることがうかがえます。
また、「管理体制」への関心の高さから、費用や利便性だけでなく、将来にわたる安定性も重視されていることがわかります。
「納骨堂を選ぶ際に参考にした情報は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『インターネット(34.4%)』と回答した方が最も多く、『現地見学(32.1%)』『口コミや評判(26.4%)』と続きました。
「インターネット」が手軽に幅広い情報収集ができる手段として、最も多く活用されているようです。「現地見学」や「口コミ・評判」も重視されており、実際の雰囲気や利用者の意見を確認しながら比較検討している傾向がうかがえます。
納骨堂選びは個々の価値観が反映されている結果に
納骨堂には、主な種類として、自動搬送式納骨堂、ロッカー式納骨堂、仏壇式納骨堂、位牌式納骨堂、墓石式納骨堂が挙げられます。
・自動搬送式納骨堂:遺骨を収納した厨子を機械で参拝スペースに運ぶ仕組みで、天候に左右されず快適にお参りできます。
・ロッカー式納骨堂:骨壺を個別のロッカーに安置する形式で、費用が安価な点が特徴です。
・仏壇式納骨堂:仏壇のような構造で遺骨を収めるスペースと礼拝スペースを備えています。
・位牌式納骨堂:位牌と遺骨をセットまたは別々に安置する形式で、コストを抑えつつ仏壇としても機能します。
・墓石式納骨堂:屋内に墓石を設置する形式で従来のお墓に近い雰囲気を持ちます。
「納骨堂の種類では何を選びましたか?」と質問したところ、『ロッカー式納骨堂(32.5%)』と回答した方が最も多く、『仏壇式納骨堂(27.2%)』『自動搬送式納骨堂(17.5%)』と続きました。
「ロッカー式納骨堂」が最も多く選ばれている結果となりました。都市部に多く存在し、アクセスの良さや費用の安さが評価されているのではないでしょうか。
そこで、その納骨堂の種類を選んだ理由についてうかがいました。
「その納骨堂の種類を選んだ理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。
・自動搬送式納骨堂
『最新のシステムで、簡単に墓参りできるから(50.9%)』
『プライバシーが確保されているから(35.4%)』
『遺骨の保管環境が整っているから(33.7%)』
『費用を抑えられるから(33.7%)』
・ロッカー式納骨堂
『費用を抑えられるから(42.3%)』
『遺骨の保管環境が整っているから(40.2%)』
『お墓の継承者がいなくてもよいから(31.0%)』
・仏壇式納骨堂
『遺骨の保管環境が整っているから(33.0%)』
『費用を抑えられるから(32.6%)』
『お墓の継承者がいなくてもよいから(30.8%)』
・位牌式納骨堂
『お墓の継承者がいなくてもよいから(42.6%)』
『費用を抑えられるから(36.1%)』
『遺骨の保管環境が整っているから(27.1%)』
・墓石式納骨堂
『お墓の継承者がいなくてもよいから(44.1%)』
『遺骨の保管環境が整っているから(34.4%)』
『合同供養でも問題ないから(26.9%)』
特徴的な違いが見られたものとして、まず自動搬送式納骨堂は最新のシステムによる利便性が最多の理由となっており、プライバシーの観点も上位となりました。利便性とセキュリティを重視する方が多く選択しているようです。
また、「費用を抑えられる」はロッカー式納骨堂では最多となり、位牌式納骨堂でも高い割合を示した一方、墓石式納骨堂では0.0%でした。ロッカー式納骨堂がコストパフォーマンスを重視する層に支持されているのに対し、墓石式納骨堂を選ぶ層は費用よりも供養の形式や象徴性を重視していることがわかります。
「合同供養でも問題ない」とする声は、墓石式や位牌式納骨堂では一定数ある一方で、自動搬送式やロッカー式では少ない結果となりました。これは、自動搬送式やロッカー式を選ぶ人ほど、個別での供養や利便性を重視しており、他人と供養の場を共有することに対して抵抗を感じやすい傾向があるためだと考えられます。
納骨堂は価値観に応じて種類の選択がなされていると考えられます。
購入金額は「30万円~50万円未満」が平均値に
続いて、「納骨堂の購入金額はいくらでしたか?」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。
・自動搬送式納骨堂
『30~50万円未満(17.2%)』
『70~100万円未満(17.1%)』
『50~70万円未満(13.7%)』
・ロッカー式納骨堂
『30~50万円未満(22.1%)』
『50~70万円未満(19.6%)』
『20~30万円未満(14.7%)』
・仏壇式納骨堂
『50~70万円未満(24.9%)』
『70~100万円未満(19.8%)』
『30~50万円未満(18.0%)』
・位牌式納骨堂
『30~50万円未満(19.7%)』
『50~70万円未満(19.7%)』
『20~30万円未満(13.1%)』
『70~100万円未満(12.3%)』
・墓石式納骨堂
『30~50万円未満(25.8%)』
『70~100万円未満(18.3%)』
『150万円以上(15.1%)』
自動搬送式納骨堂は30~100万円未満の価格帯に幅広く分布しており、利用者の予算やニーズに応じた多様な価格設定がされていることがわかります。これは、最新システムや設備の差による価格差が反映されていると考えられます。
最も人気が高いロッカー式納骨堂は、30~70万円未満の価格帯に集中しており、コストパフォーマンスの高さが選択理由の一つと考えられます。
仏壇式納骨堂は50~100万円未満の価格帯が中心で、やや高めの傾向にあります。装飾が華やかなものや広いスペースを持つタイプはさらに高額になる傾向があり、高価格帯の選択肢も支持を集めているのかもしれません。
位牌式納骨堂は30~70万円未満の価格帯が中心で、比較的安価であることから、コストを重視しつつシンプルな供養を希望する方に選ばれていると考えられます。
一方、墓石式納骨堂は30~50万円未満が最多ながら150万円以上の高額なものを選択した方も一定数存在し、従来の墓石スタイルを室内で再現したいという伝統志向のニーズに対応していることが示唆されます。
続いて、「納骨堂を購入した後、何か想定外のことはありましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『思ったより費用がかかった(18.8%)』と回答した方が最も多く、『墓参ルールが厳しかった(15.1%)』『施設の維持管理に不満がある(12.3%)』と続きました。
これは前問で明らかになったように納骨堂の購入価格は一概に安価とは言えず、供養のスタイルや重視する価値観によって価格帯が大きく異なることを認識していなかった方もいるのではないでしょうか。
また、墓参ルールの厳格さ、施設の維持管理に関する不満が上位に挙がっていることから、納骨堂選びの際には初期費用だけでなく、長期的な利用条件や管理体制についても十分な情報収集と検討が必要であることが示されました。
どの種類の納骨堂も約9割が満足していると回答
ここからは、納骨堂に対してどのようなメリットを感じているのかうかがいました。
■感じている納骨堂のメリットを教えてください
『自動搬送式納骨堂』と回答
・墓の掃除などの管理が必要ないこと(東京都/50代/男性)
・「家族で管理しなければ」というストレスや責任感がやわらぐ、楽になる(奈良県/50代/女性)
『ロッカー式納骨堂』と回答
・雨風にさらされないので汚れない。管理を任せられる(福岡県/50代/男性)
・継承者がいないけれど安心して納骨できたのと今の時代に合った形がよかった(大阪府/60代/女性)
『仏壇式納骨堂』と回答
・守られているような気がする。精神的なもの(大阪府/60代/女性)
・お寺の中にあるのでいつもお経があがっている。いつも守られている(福岡県/60代/女性)
『位牌式納骨堂』と回答
・子どもに墓守りの負担をかけずにすむ(神奈川県/50代/女性)
・天候に左右されない(東京都/60代/男性)
『墓石式納骨堂』と回答
・好きなときに自由にお参りができる(福岡県/50代/男性)
・墓じまいを考えなくてよい(兵庫県/60代/女性)
納骨堂のメリットとして多く挙げられたのは、「管理が不要」「天候に左右されない」「継承者がいなくても安心」といった利便性や安心感に関わる要素です。
実際の声からも、掃除が不要で管理が任せられることや、家族の負担軽減、精神的な安心感などが評価されており、現代のライフスタイルに合った供養の形として納骨堂が支持されていることがわかります。
では反対に、納骨堂に感じているデメリットはあるのでしょうか。
記事の続きは下記サイトでご紹介しております。
【https://oohaka.jp/news/246】
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『お墓の口コミ』の調査によると...
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今回、「納骨堂」に関する調査を実施した株式会社ディライト(https://delight.co.jp)は、『お墓の口コミ』(https://oohaka.jp/)を運営しています。
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会社名 :株式会社ディライト
設立 :2007年10月1日
本社所在地:東京都新宿区新宿1-36-12 サンカテリーナ2F
代表者 :代表取締役 高橋 亮(Xアカウント:https://x.com/takaryo_delight)
資本金 :50,000,000円(2023年1月31日現在)
URL :https://delight.co.jp
サービス▼
『葬儀の口コミ』:https://soogi.jp
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『お墓の口コミ』:https://oohaka.jp
『お墓のウェブ担当』:https://www.sougi-webtan.com/lp-oohaka/
調査概要:「納骨堂」に関する調査
【調査期間】2025年3月12日(水)~2025年3月14日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,002人
【調査対象】調査回答時に納骨堂の購入経験者と回答したモニター
【調査元】株式会社ディライト(https://oohaka.jp/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ