10月31日にとどろきアリーナ(中原区等々力1)で開催予定の「HEAT-UPとどろきアリーナ大会」を前に現在、市内でのPR活動が白熱している。
川崎市麻生区のプロレス団体「HEAT-UP(ヒートアップ)」が主催する同大会。藤波辰爾選手、藤原喜明選手、越中詩郎選手、ジャガー横田選手などの「レジェンド」が多数来場することに加え、鈴木みのる選手と同団体代表の田村和宏選手の対戦が決まり話題になっている。本日、緊急でボブ・サップ選手の参戦が決まったばかり。同会場でプロレスの興行を行うのは21年ぶり。
同大会は本年度の川崎市都市ブランド推進事業として認定を受けており、10月27日には同団体の選手たちが福田紀彦川崎市長を表敬訪問。市長室の応接間では出場選手によるゲリラプロレスも敢行され、市長は「私も44歳のプロレス世代。市内の女子のプロレス団体は目の前で見たことがあるが、まさか市長室で男子のプロレスが生で見られるとは思ってもいなかった」と興奮気味に話した。
同大会は障がい者福祉・いじめ撲滅チャリティーイベントの側面も持ち、さまざまな企画が行われる。中でも分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を使い、岩手県盛岡市に住む全身まひの青年に遠隔観戦してもらうという取り組みは、業界初の試みとして注目されている。
田村さんは「この大会を僕らの団体だけで実現することは到底無理だった。市内で活躍するたくさんの地域のリーダーや仲間が応援をしてくれて、ここまでやってこられた。今も必死で準備を手伝ってくれている人たちの期待に応える意味でも必ず成功させたい」と決意を語った。
当日の開催時間は18時30分~。