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「川崎から世界に挑む」篠山・ファジーカスの2選手を激励 武蔵小杉駅前で壮行会

「川崎から世界に挑め日本代表候補選手壮行会」のフォトコール(撮影=加藤恵三)

「川崎から世界に挑め日本代表候補選手壮行会」のフォトコール(撮影=加藤恵三)

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 「FIBAワールドカップ2019」に出場する篠山竜青、ニック・ファジーカスの2選手を激励する「川崎から世界に挑め日本代表候補選手壮行会」が、8月15日に武蔵小杉駅南口駅前「こすぎコアパーク」で開催された。

選手が登壇する直前に雨がやみ日差しが現れる

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 台風の影響で降り注ぐ雨の中、微動だにせずに選手の登場を待つブースター。「上海でも(篠山)竜青に頑張ってもらいたいから来た」と最前列でびしょ濡(ぬ)れ。カメラをビニールで包み「壮行会が始まれば必ず晴れる」と自信を見せ雨宿りをしない。

 選手が登場する17時少し前。こすぎコアパークをおおっていた雨雲の間から日差しが出始めて舞台を照らし定時に壮行会がスタートした。登場した篠山選手は「お日柄も良く天候に大変恵まれ壮行会びより」とあいさつして会場を一気に和ませ、続けて荒天の中で待っていたファンへの感謝の気持ちを言葉にした。ニック・ファジーカス選手は、「竜青さんと2人でしっかりとパフォーマンスをして日本を引っ張っていきたい。今日は雨の中、大勢の皆さまに集まってくれてありがとう」と話した。

 篠山選手は、「(ワールドカップ前に行われている)親善試合で、チーム力を高めていく段階。アルゼンチン(8月22日)、ドイツ(24日)、チュニジア(25日)など世界のトップテンに入る強豪国と対戦できるのはありがたい。挑戦してワールドカップに向かいたい」と話し、自分のコンディションはについては「仕上がり具合はパーフェクト」と自信を見せた。

 ニック・ファジーカス選手は、「ニュージーランドとのゲームで1勝できたことは、自分たちがどこまでできるかの証明になり自信につながった。続けて世界ランキング7位のアルゼンチンなどトップテンのチームと当たることを楽しみにしている。この2週間でコンディションを調整。自分の強みを見せていける。しっかりとコンディションを合わせてワールドカップに臨みたい」とコメントした。

 アメリカと同じグループEで戦うことについては、「アメリカ代表選手(NBA選手)は、体格も大きいし、力も強い、身体能力も違うものを持っている。自分たちにとっては挑戦になる。スポーツでは何が起きるか分からない。できる限りのことをして、チェコやトルコそしてアメリカに挑戦したい」と意欲を見せた。

 壮行会に参列したファンからは、「壮行会を市民が参加しやすいここ(こすぎコアパーク=武蔵小杉駅南口駅前)で開催してくれることに川崎ブレイブサンダースが地域と市民を大切にしている証しと感じた」「集まった市民も雨の中大変だったけど、篠山やニック・ファジーカスも同じ。ねぎらいの言葉が一番うれしかった」の声も聞こえた。

 開催される壮行会に向けてコメントやメッセージが寄せられ、チームより壮行会終了後に発表された。バスケットボール男子日本代表のフリオ・ラマス ヘッドコーチからは、「川崎のみなさんこんにちは。川崎の選手たちが日本を代表して、世界の舞台で活躍できるよう、ワールドカップに向けて日本一丸で応援を」とメッセージを寄せた。

 川崎から世界に挑む篠山とファジーカス選手には、川崎市の福田紀彦市長から「川崎ブレイブサンダースのキャプテン篠山選手とチームの得点王であるニック・ファジーカス選手の2人が代表候補のメンバーに選出されたことは、川崎152万市民の誇り。21年ぶりに自力出場を決めたワールドカップは日本中が大変注目している。全力でプレーするバスケ魂を武器に、世界の大舞台で大いに活躍されることを期待し、力の限り応援」とメッセージ。

 川崎フロンターレの中村憲剛選手からは「フロンターレとともに川崎市を盛り上げてくれているブレイブサンダース。川崎代表として、バスケットマンとしてこれまで培ってきたものすべてを出し尽くせるようにワールドカップを戦ってきてほしい。川崎より心から応援」とのメッセージを寄せている。

 川崎ブレイブサンダースの超エキサイティング応援団長で野球解説者の中畑清さんは「篠山選手、ファジーカス選手、代表おめでとう。ファンの期待を充分に感じて、私同様、目立つプレーとビッグスマイルをよろしく」と期待を寄せた。

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