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男子バスケ日本代表 ニュージーランド第2戦は87-104で連勝ならず

スピードとパワーのあるプレーを展開するニュージーランドが勝利(撮影=加藤恵三)

スピードとパワーのあるプレーを展開するニュージーランドが勝利(撮影=加藤恵三)

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 バスケットボール日本代表国際試合の男子日本代表チームvs男子ニュージーランド代表チームの第2ゲームが8月14日に、カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)で開催され、87-104でニュージーランドが勝利し1勝1敗とした。

19点を挙げる八村塁選手(#21)

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 8月12日の第1ゲームを99-89で勝利した日本代表チーム。連覇してアルゼンチン、ドイツ、チュニジとの対戦に勢いを付け、8月31日より始まる「FIBAバスケットボールワールドカップ2019中国」(日本代表の試合は9月1日、3日、5日)に良いリズムで臨みたいところ。

 日本は、篠山竜青(#7)、ニック・ファジーカス(#22)、八村塁(#21)、田中大貴(#24)の各選手と、渡邉雄太(#12)の布陣で挑むも、ニュージーランドのスピードとパワーのある攻撃にさらされた。ニュージーランドは、各選手が得点にこだわる動きをみせボールを預かると一直線にゴールに突進する手法で日本を翻弄(ほんろう)させた。

 第1Q(クォーター)では、イーサン・ロスバッチ(Ethan Rusbatch・#25)、コーリー・ウェブスター(Corey Webster・#9)、ロブ・ロウ(Rob Loe・#14)、フィン・デェラニー(Finn Delany・#3)、トム・アバークロンビー(Tom Abercrombie・#10)、の5選手がバランス良く得点。さらにアレックス・プレッジャー(Alex Pledger・#35)、アイサック・フォートュ(Isaac Fotu・#42)、タイ・ウェブスター(Tai Webster・#0)の各選手もゴール決め8選手が3ポイント8本を打ち3本を決めて29点を獲得。「全員バスケ」の模様となりスタートから日本をリードした。

 第1試合と比べると数段強固なディフェンスを見せるニュージーランドに、思うような攻撃ができない日本。八村選手が第1Qで11点を稼ぐも攻撃がつぶされ第2Qもリズムをつかみきれず、前半の得点は42点に留(とど)まり19点差で折り返した。

 後半に入り、第3Qでニック・ファジーカス、馬場雄大(#18)の両選手が加点。篠山選手や比江島慎選手(#6)が得点獲得のシチュエーションを作るもゴールに結びつかす、得点差を大きく縮められないまま第4Qへ流れ込んだ。

 日本は、篠山、比江島、馬場、八村、ニック・ファジーカの主力選手で最終クォーターに挑むが、プレーススピードとパワーの劣らないニュージーランドを撃破できず87-104で黒星となった。

 イーサン・ロスバッチが16点、アイサック・フォートュが15点、コーリー・ウェブスターが14点、ロブ・ロウが13点、トム・アバークロンビーが12点と5人がほぼ横並びで得点をたたきだしている。9点を獲得したフィン・デェラニーとシャイ・イリー(Shea  lli・#5)の2選手を入れれば7選手が得点獲得のエンジンとなり、多彩な攻撃ラインを確立させてゲームを展開したことが勝利の主因となった。

 ニック・ファジーカス選手は、八村選手の19点に続く17点を挙げて活躍した。試合前のウォーミングアップで、3ポイントポジションから17本連続してシュートを決めていた篠山選手は、試合後の囲み会見で「代表戦ではシュートが打てる環境も減る。その中で高い確率で決めなければならない。あえて打っていくことも必要。打ち続けることで自分のフィーリングをつかんでいきたい」と先を見据え意欲をみなぎらせていた。

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