コロナ禍における公園の活用法を考える実証実験イベント「ロー密パークフェス」が10月23日・24日、多摩川見晴らし公園(幸区幸町2)で行われた。主催は川崎市。
コロナ禍においてイベントをどのように開催していくのか、身近な公園・水辺を今後どのように活用していくのか考えることを目的に企画した。同園は船着き場に隣接しており、多摩川のすぐ近くまで歩いて降りられる開放的な造りになっている。
両日、音楽ステージでの生演奏、キッチンカーによる飲食提供、多摩川に浮かべたサップボード上でのヨガなどさまざまなコンテンツを展開したほか、24日夜にはサプライズで花火を打ち上げ、会場からは大きな拍手が沸いた。会場では、間隔を空けて机や椅子、ハンモックなどが設置され、大人から子どもまでゆったりとイベントを楽しんでいた。
コロナウイルス感染症対策として、会場受付では検温と消毒を実施。川崎市ゆかりのアーティストがデザインしたマウスシールドも配布した。会場内の支払いはキャッシュレス制を取り入れた。川崎区在住の小堀良治さんは「家の近所の公園でこのような利用ができるのは子どもも連れて行きやすい」と話す。