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川崎で屋形船クルーズが運航再開 「幻想的な工場夜景を見ながら冬のクルーズを」

夜を迎え、明かりがともるプラントと長八海運の屋形船

夜を迎え、明かりがともるプラントと長八海運の屋形船

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 新型コロナ感染症の影響で2月の運航を最後に運休していた川崎工場夜景屋形船クルーズが9月に運航を再開した。11月は毎週土曜に運航する。

見どころの一つである昭和電工のプラント

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 川崎市観光協会の安永太郎さんは「2月以降キャンセルが相次ぎ、運航会社である『長八海運』や市民ガイド『工場夜景ナビゲーター』の仕事がなくなった。200日ぶりに再開できた9月12日は最少催行人数をやや下回ったが、ナビゲーターのブランクを埋める目的もあり、勉強も兼ねて再開した」と話す。

 「説明が正確で分かりやすいと評判の当クルーズでは、景観を楽しむだけではなく川崎の臨海部の歴史、景観の移り変わりなど豊富な知識で案内している。川崎市の支援の下、感染症予防対策のガイドラインに従って安全に行っているので、多くの人に参加してほしい」と呼び掛ける。

 17時30分に夜光運河を出航し、水江町の東亜石油、扇町の川崎天然ガス発電所を経由し約2時間、海上からの景色を楽しめる。

 10月18日のクルーズに参加した「幸区盛り上げ隊!」の齊藤岳至さんは、「以前から川崎の魅力の一つである工場夜景を、海側から見る楽しみを体験したかった」と話す。川崎区・鶴見区盛り上げ隊の協力の下、28人の参加者を集めてクルーズを盛り上げた。

 安永さんは「これからの季節は空気が澄んで遠くまでプラント群の明かりが透き通り、工場夜景がいっそうきれいに見える。気温の低下で水蒸気が白く流れる様子も幻想的でお薦め。カメラ撮影にはうってつけ」と話す。

 「川崎では、2021年2月3日に第11回全国工場夜景サミットを控えており、現在インスタグラムでは工場夜景フォトコンテストも開催している。工場夜景を盛り上げるため、20代の若い世代にも参加してもらいたい」とも。

 12月~来年5月は第2・第4土曜に運航する。クルーズの申し込み・問い合わせは旅プラスワン(050-3625-9783)まで。

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