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川崎と大田区の銭湯でスタンプラリー スマホアプリ使って

会場の一つ、川崎大師駅徒歩3分の「寿恵弘湯」

会場の一つ、川崎大師駅徒歩3分の「寿恵弘湯」

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 川崎市と東京都大田区の銭湯で現在「大田区・川崎市銭湯めぐりスタンプラリー」が開催されている。主催は大田区・川崎市浴場連携事業実行委員会。

アプリをかざしてスタンプラリー

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 川崎市と大田区が属する多摩川下流域は、古くから「黒湯」と呼ばれる温泉が湧き出るエリア。両自治体にある銭湯・温泉施設の数は約90を数え、「ゆ」の文字が入ったのれんや瓦屋根など、昔ながらの銭湯文化を感じられる施設から、バイブラバスやガス遠赤外線サウナなど最新設備をそろえた施設まで、バラエティーに富んでいる。

 自治体の垣根を越え、多摩川下流域の銭湯文化の継承と活性化を目指している同委員会は、2015年に大田区と川崎市の両自治体をカバーした銭湯マップと、アプリ「さくっと銭湯マップ ~さくせん~」を開発した。スタンプラリーは、同アプリを使って各銭湯に掲げられるQRコードを読み取るとスタンプが手に入るシステム。

 昨年もスタンプラリーを行ったが、今年は開催期間を拡大し、「大田区全浴場制覇」「川崎市全浴場制覇」「大田区・川崎市全浴 場完全制覇」の3つのゴールを設定。全制覇した人先着100人に、特製トートバッグと表彰状が贈られる。

 同委員会の星野実会長は「銭湯は江戸時代から人々の生活インフラとして、地域のコミュニティーの場として、地域の皆さんと共に営業してきた。家風呂が普及した現在、銭湯の役割は変わったが、日本に根付いた銭湯文化は、形を変えつつも人々の癒やしの空間と地域のコミュニティーの中心として、未来に向けて残し育てていく必要がある」と強調。「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて来日する外国人観光客に向けて、観光資源・地域資源の一つとしてアピールし、より多くの人に銭湯に足を運んでもらえれば」と期待を込める。

 来年9月30日まで。

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