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Bリーグ川崎がセミファイナル黒星スタート 宇都宮の強固な守備で得点伸びず

悲願である「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 」での優勝を目指す藤井祐眞・ニック・ファジーカスの両選手(撮影=B.LEAGUE)

悲願である「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 」での優勝を目指す藤井祐眞・ニック・ファジーカスの両選手(撮影=B.LEAGUE)

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 「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」に参戦中の川崎ブレイブサンダースは、5月21日に川崎市とどろきアリーナで行われたセミファイナル(準決勝)で宇都宮ブレックスと対戦しゲーム1(初戦)は 川崎70-83宇都宮 となり黒星スタートとなった。宇都宮は残り2ゲームで1勝すればファイナル(決勝戦)への出場が決まる。

「2Q終わりにターンオーバーが続いて、そこで勢いを持っていかれた」と川崎ブレイブサンダースの佐藤賢次ヘッドコーチ

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 東地区2位で悲願の初優勝を目指す川崎と、同4位からワイルドカード上位で参戦し2回目の優勝へ向けて勝ち進む宇都宮。川崎にとって宇都宮は「宿敵」となり今回はリベンジ戦となる。チャンピオンシップで振りかえれば、2016-17シーズンのファイナル(決勝)で 川崎79-85栃木(現=宇都宮)、2018-19シーズンのクォーターファイナルゲーム1で 宇都宮87-57川崎、ゲーム2で 宇都宮89-62川崎、2020-21シーズンのセミファイナル(準決勝)ゲーム1で 宇都宮68-65川崎、ゲーム2で 宇都宮96-78川崎と連敗が続いている。

 それだけではなく、2017年5月27日。国立代々木競技場第一体育館に1万144人の観客を集めて行われた2016-17シーズンのファイナルでは、アリーナ内がチームカラーのイエローであふれ「まるでブレックスのホームアリーナのよう」だったと川崎のブースター。Bリーグ発足年での優勝戦に負けたことを「この日のことは決して忘れない。応援の果たす役割と大切さを教えてくれた。今回はリベンジ。負けられない」と語気を強める。

 ゲーム展開は、川崎先行で始まるも宇都宮が徐々に流れをつかみ、第2Q中盤から宇都宮がゲームの主導権を奪取。屈強のディフェンスで川崎の攻撃を抑える一方、川崎の守備の隙間を見抜いてゴールへ挑んだ。川崎もニック・ファジーカス(#22)やマット・ジャニング(#23)を中心に反撃し4Qでは4点差まで迫るもキャッチアップはできなかった。

第1Q=川崎先行で始まるも宇都宮が追従し逆転【川崎17-23宇都宮】
第2Q=宇都宮が流れを引き寄せて川崎を抑える【川崎13-22宇都宮】
第3Q=川崎の攻勢で点差縮めるも宇都宮も全開【川崎22-16宇都宮】
第4Q=4点差まで迫るも宇都宮が勝負強さ発揮 【川崎18-22宇都宮】

 ゲーム展開と勝敗のキーポイントは第2Qの終盤。川崎の佐藤賢次ヘッドコーチは「2Q終わりにターンオーバーが続いて、そこで勢いを持っていかれて厳しい結果になった。後半はしっかり盛り返せたが、リバウンドやプットバックを(決められ)差が出てしまった」と総括。ゲーム展開の主導権が前半から宇都宮に奪取され、川崎が猛攻するも戻ることなくゲームが進んだ状況となった。

 2勝先勝方式で行われている「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」。川崎は負けられないゲーム2となる。ティップオフは5月22日16時05分。

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