日本社会人アメリカンフットボール協会が運営する「Xリーグ」のトップリーグ「2022 X1 Super(スーパー)・秋季リーグ」が、9月10日に「富士通スタジアム川崎」(川崎市川崎区)と「神戸王子スタジアム」(神戸市)で開幕した。富士通フロンティアーズは東京ガスクリエイターズと開幕ゲームを富士通スタジアム川崎で行い 富士通49-0東京ガス で初戦に勝利した。
X-League(X1)には、トップリーグの「X1 SUPER」と「X1 AREA」とがあり、「X1 SUPER」には富士通フロンティアーズなど12チームが「Div.A(ディビジョンA)」と「Div.B(デビジョンB)」に分かれて所属。Div内総当たりのリーグ戦を行い、各Divの4位まで合計8チームがポストシーズンに参戦。2023年1月3日に東京ドームで行われる社会人王者決定戦「第76回ライスボウル」に挑む。
「X1 AREA」には、警視庁イーグルスなど8チームが所属。既に9月3日に開幕戦を行い熾烈な総当たりリーグ戦が始まっている。「X1 AREA」の総合順位1位と2位は、レギュラーシーズン終了後のポストシーズンで行われる「X1 SUPER」の各Div6位の2チームとの「X1 Super vs X1 AREA入替戦」に参戦。悲願のトップリーグ「X1 Super」入りを目指す。
富士通川崎工場の敷地内にあるアメリカンフットボールフィールド「FRONTIERS Field」を拠点にする富士通フロンティアーズ。創部は1984年でライスボールでの優勝は2015年、2017年、2018年、2019年、2020年、2022年と6回。今シーズンは2連覇を目指している。
ゲーム展開は第1Q(クォーター)よりエナジーあふれるゲームを展開。スタートからわずか2分過ぎにランニングバック(RB)のトラショーンニクソン選手(#2)が見事な30ヤードのロングタッチダウンで先制。更に4分過ぎにもランでタッチダウンを決めるなど絶好調。7分過ぎには、クォーターバック(QB)の高木翼選手(#18)もランでタッチダウンをあげ21点を取る展開でゲームの主導権を奪取した。
第2Qでも富士通は見せ場を作った。東京ガスのパスをラインバッカー(LB)の竹内修平(#35)がインターセプトして76ヤードのランで攻めこみ、タイトエンド(TE)の福井雄哉選手(#89)がタッチダウンパスをキャッチして28点。ワイドレシーバー(WR)のサマジーグラント(#4)も7分過ぎと12分にタッチダウンして前半を42点としゲームを折り返した。
後半に入り第3Qで富士通のワイドレシーバー(WR)柴田源太選手(#83)が同じくWRの野沢研選手(#15)のタッチダウンバスを受けて加点。リードを49点とするが、ゲーム展開が不調になり最終Qに入った。第4Qでも果敢にオフェンス展開するも追加点の獲得には結びつかないものの 富士通49-0東京ガス となり初戦を白星で飾った。