NPO法人グリーンバード武蔵小杉チームの清掃活動に6月18日、「2017ミス・ユニバース・ジャパン」の各地域代表の3人が参加した。
「ミス・ユニバース・ジャパン」は「世界一の美女」を目指す日本女性を選出し、その成長のプロセスを追う美の祭典。昨年の秋に全国47都道府県で開催された地方大会を勝ち抜いた各地区の代表47人が、6月下旬から2週間にわたって実施されるトレーニング合宿「ビューティーキャンプ」に参加している。
今回同NPOの活動に参加したのは、各都道府県から予選を勝ち抜いた47人のうち福井県代表・高井麻由果さん(20)、香川県代表・横出寧々さん(21)、岩手県代表・柵木晴妃さん(25)の3人。単なる外見の美しさだけでなく、知性や感性、人間性、誠実さ、自信など内面も重視される審査を控え、奉仕活動を積極的に行いたいと考え、さまざまな活動をしている人との意見交換がしたいという思いもあり、インターネットで同NPOの活動を見つけて参加したという。
同NPOは、日本国内外でごみ拾いを行うボランティア団体で、約80チームにおよぶ活動拠点を持つ。武蔵小杉チームのリーダーは現役大学生の那須野純花さん(19)で、毎月第3日曜に活動を行っている。
当日は、川崎市内外から代表らを含む37人が参加して、道端に落ちているゴミを拾いながら参加者同士会話を弾ませた。今回の参加が4回目という石井惇さん(32)は「みんなでゴミ拾いをしていくうちに、いつしか打ち解け合い、楽しい時間を過ごせた。ミス・ユニバースの各地域代表の人に武蔵小杉のことを知ってもらえてうれしい」と話す。
初参加の工藤敬太さん(19)は「目に見える場所にゴミがたくさん落ちていた。普段は無意識に見ないようにしているだけかもしれない。」と、ゴミ拾いをして初めて気が付いたことを話した。
「2017ミス・ユニバース・ジャパン」は7月4日に文京区のホテル椿山荘東京で行われる最終選考会で決定する。ファイナリストの3人は「選考期間が終わっても、また武蔵小杉チームの活動に参加したい」と笑顔を見せた。
同活動の実施時間は10時~11時。集合場所はこすぎコアパーク(川崎中原区小杉町3)。