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元住吉に1804年創業の「松﨑煎餅」が出店 無料Wi-Fi設置の飲食スペースも

「原点回帰」のコンセプトを打ち出し、以前に使用していたロゴの店頭幕を使うことに決めた松﨑さん

「原点回帰」のコンセプトを打ち出し、以前に使用していたロゴの店頭幕を使うことに決めた松﨑さん

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 東急・元住吉駅近くに8月11日、「松﨑煎餅(せんべい) モトスミ・ブレーメン通り店」(川崎市中原区木月1、TEL 044-431-8444)がオープンした。

音符の形の羊かんがあしらわれたパフェ

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 東京・銀座5丁目に本店を構える1804年創業の老舗せんべい店「松﨑煎餅」のコンセプトストアとなる同店。神奈川県での出店は今回が初めて。

 同社副社長の松﨑宗平さんは「江戸時代からの伝統を重んじることは大切だが、変化し続けることも必要」と話す。

 以前新丸子に住んでいたことがあるという松﨑さん。元住吉への出店は、街とブレーメン商店街の雰囲気を気に入ったことがきっかけという。「いい具合に成熟した街という印象を持った。チェーン店が多いのはその証拠。一方、チェーン店ばかりだと刺激が足りなくなってくる。当社は個人店のスタンスで面白いことができるのではないかと考えた」と話す。

 店内には無料Wi-Fiを設置するほか、2人掛けテーブル4卓と電源用コンセントを備えたカウンター席4席の飲食スペースを併設する。「せんべいを買いたいという人だけではなく、喉が渇いた、友人とおしゃべりをしたいなど、いろいろな理由で気軽に店を訪れてもらえれば」と松﨑さん。

 開店して一週間が経ち、実際に得た手応えについては「挨拶に行った近隣の店で、お盆は人がいないよ、と言われ半信半疑だったが、本当にいなくなって驚いた」と笑う。「思っていた以上に子どもが多くて活気のある街。今後は地元の商店やお客さまと一体となり、試行を重ねながらいい店にしていきたい」と意気込む。

  営業時間は11時~20時。火曜定休。

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