川崎駅東口にあるホテル「ON THE MARKS(オンザマークス)」(川崎区小川町)で2月3日、和装体験企画「KAWASAKI Kimono Walk(かわさき・キモノ・ウオーク)」が行われた。外国人女性17人、日本人男性2人が参加した。
訪日観光客に和装で川崎の街を楽しんでもらおうと、同ホテル、ラチッタデッラ(小川町)、「みやうち着物学院」(中原区宮内)がコラボし開催。参加者は、同ホテルの地下で和装の着付けをしてもらってから川崎駅周辺のまち歩きを行った。当日は川崎大師の節分会「豆まき式」や飲食店で日本酒のテイスティングに参加するなど日本文化を体験した。
都内在住の中村崇さんは「着物を着付けしてもらう機会が滅多にないので参加してみた。コスパも良く外国人の参加者との異文化交流も楽しめた」と話していた。
日本在住のアメリカ人のケーティ・フルブライトさんは「本格的な着物を着たかった夢が叶い、着付けと髪の毛のアレンジはとても感動的だった。まち歩きツアーの裏にある歴史や風習について学べたことが楽しかった」
企画スタッフのボニック・ルーカスさんは「パレード感覚で街を回遊し、通行人や商店街の方からの視線をすごく感じた。たくさんの人から声を掛けてもらい喜んでもらえた。着物のレンタルだけでなく、まち歩きツアーを組んだことで川崎らしいインバウンド事業の新しい可能性を体感した」と振り返る。
次回開催は3月31日、4月1日。