チネチッタ(川崎区小川町4)に9月17日、新型のサウンドシステム「LIVE ZOUND」がお目見えした。
劇場内の両端にあるラインアレイ・スピーカーは「LIVE ZOUND」の要であり、存在感がある。
B'z、SEKAI NO OWARI、X Japan、矢沢永吉さん、RED HOT CHILI PEPPERS、NIRVANA、LENNY KRAVITZをはじめ、国内外のアーティスト公演を多数手掛けてきた「クラブチッタ」の音響スタッフが監修する同サウンドシステム。「Dolby lake」「パワーアンプD80」といったハイエンドの音響プロセッサーとアンプに加え、18個の「ラインアレイ・スピーカー」と4個の「J-SUB ウーファー」を備え、広い音域の音響効果に対応する。特に重低音の響きは、「客席から驚きの声が上がるほど」(同施設の広報宣伝部の安藤美笛さん)だという。
12カ所のスクリーンのうち、現在は「チネ8」1カ所のみに導入。安藤さんは「多くの人が体感しやすい重低音だけではなく、雪の舞うかすかな音も表現ができるシステム。映画の音も進歩しているので、今までと違う『音世界』を体験しに来てほしい」と自信を見せる。
「チネ8」では、「シン・ゴジラ」「君の名は。」を含む3作品の上映を期間延長して10月20日まで、通常の映画と同一料金で提供している。