東芝のバスケットボールチームとして活動してきた川崎ブレイブサンダースは、Bリーグチャンピオンシップ(CS)で、支えてくれたすべての人々への感謝の気持をエナジーにしてタイトル獲得へ全力で挑戦する。
選手として活躍していたころの北卓也ヘッドコーチ(撮影=加藤恵三、2000年1月10日天皇杯)
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B.LEAGUE)は、B1上位8チーム(上位6チームと勝率上位2チーム)がトーナメント方式で戦う「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-2018」の開催に当たり5月7日、都内で記者会見を行い、開催概要と対戦組み合わせを発表。各チームから選手が登壇しチャンピオンシップへの意気込みを語った。
川崎ブレイブサンダースからは辻直人(#14)選手が登場。「今までチーム支えてくれた方々へ感謝を込めて戦いたい」と話し、昨年は優勝候補でありながらもトロフィーを手にできなかったことを振り返り、「今年はタイトルを取りたい」と意欲を見せた。
「東芝への感謝を形にする」との意気込みでレギュラーシーズンを闘い続けてきた川崎。ホーム最終戦を終えての記者会見で、北卓也ヘッドコーチは「東芝のバスケットボール部として誕生してから68年。多くの方々の支援で今日に至っている。ホームでのレギュラーシーズン最終戦にここまで観客の皆さんが来てくれて、エンターテインメント性の高い舞台でできることをうれしく思った」と自らの選手時代を振り返りながら思いを話した。
ホーム最終戦、全力で応援を続けたブースターの一人は「東芝が積み上げてきた『東芝魂』を次のスポンサーがさらに大きく育て、燃えさせてくれるはず。だから川崎のバスケは不滅」と力強く話す。川崎は、そうした人々の思いを持って5月12日・13日、船橋アリーナで東地区優勝の千葉ジェッツと対戦。支えてくれた人々へのあふれるばかりの感謝の気持ちエネルギーにして大勝負に臨む。