川崎の「スポーツ」×「文化」の複合施設であるかルッツかわさき(川崎区富士見1)で5月20日、ブエノスアイレスユースオリンピックの世界最終予選「WDSF世界ユースブレイキン選手権」が行われ、女子の部で市内の百合丘高校2年生のRam(河合来夢)さんが優勝した。
日本のブレイキンシーンのメッカとされることから川崎市の特別協力を得る形で実現した同大会。会場は、世界各国から集まった選手とその応援者たちにより埋め尽くされた。
男子の部でも日本代表のShigekix(半井重幸)さんが優勝し、男女各部門から日本代表選手が1位に輝いた。優勝した2選手は、10月に開催されるブエノスアイレスユースオリンピックへの出場権も獲得した。
優勝したRamさんは「自分の国で、しかも地元で開催されるからには絶対に勝ちたいと思っていた。素直にとても嬉しいのと安心している」と話す。
会場に足を運んだ青戸勇貴さんは「初めて公式の大会を観たが、こんなにも会場が熱気に包まれているとは思ってもみなかった。川崎で開催されたことをうれしく思う。スポーツとカルチャーが融合したイベントがもっと増えれば、もっと川崎を知ってもらうきっかけにもなるのではないか」と話した。