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男子バスケ日本代表「AKATSUKI FIVE」韓国に勝利 川崎の3選手が活躍

ニック・ファジーカス(#22)が得点を量産しリードを奪う

ニック・ファジーカス(#22)が得点を量産しリードを奪う

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 日本バスケットボール協会の三屋裕子会長から「まさに崖っぷち」と言われていた男子バスケットボール日本代表チーム「AKATSUKI FIVE」が6月15日に行われた国際強化試合の第1戦で韓国代表に快勝しFIBAワールドカップアジア地区予選に弾みをつけた。

リバウンドからドリブルして自らシュートを決める八村塁(#21)

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 アメリカ・ゴンザガ大学で活躍する八村塁(#21)の代表の参加と、日本に帰化したニック・ファジーカス(#22)が新たに参戦して戦力のアップが図られた「AKATSUKI FIVE」。「開始5分ごろからこちらがゲームをコントロールするようになり良い試合展開だった」と振り返るフリオ・ラマス ヘッドコーチ。「あの2人が最初から参加していれば、今のような状況にはなっていなかった」と今後の2人の活躍に期待した。

 ファジーカスが28得点、八村が17得点と2人で全得点の51%をマーク。八村は、リバウンドからドリブルして自らシュートを決めるなど華やかなプレーを見せれば、ファージカスは要所要所でしっかりと得点を摘み重ねてチームの勝利に貢献した。

 代表チームの各選手との連携についてファジーカスは、「とても良いメンバー。ケミストリー(相性や波長の意味)も合う。試合を通してもっと良いコミュニケーションができるのでより良い結果が出せるようになる」と自信をのぞかせ、「今日は、とてもエキサイトな試合だった」笑顔を見せた。

 活躍するチームメイトのファジーカスの活躍を喜ぶのは、篠山竜青(#7)。「ファジーカスや八村が代表に合流して2週間。試合を通して連携は深まり戦力が高まるはず」と話す。この日、篠山も疾風のごとくコート内を走り回り勝利に大きく貢献。司令塔としての役割を果たした。

 代表に3人を出している川崎ブレイブサンダース。辻直人(代表ナンバー=#3)は、「気心が知れた3人がいるとなぜかほっとする。力を合わせて韓国戦の第2試合も勝利してWindow3に良い流れを作りたい」と意欲も見せた。

 韓国代表との第2戦は、6月17日に仙台で対戦。FIBAワールドカップアジア地区1次予選は、6月29日にオーストラリア代表戦(千葉ポートアリーナ)、7月2日にチャイニーズ・タイペイ代表戦(チャイニーズ・タイペイ)に行われ不退転で挑む。

 ゲーム結果は、88-80で日本代表が勝利。第1Q=27-20、第2Q=22-18、第3Q=18-24、第4Q=21-18。

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