川崎市市民ミュージアム(川崎市中原区等々力1、TEL044-754-4500)で7月7日、 「かこさとしのひみつ展 だるまちゃんとさがしにいこう」が開幕する。
今年5月に92歳で亡くなった絵本作家のかこさとしさんは、昭和電工の社員だった1950年代に川崎市幸区に住み、「セツルメント」と呼ばれる地域社会でのボランティア活動を通して絵本作家への道を歩み出した。
同ミュージアムでが川崎でのかこさんの活動の記録などを含めた展示会を企画すると、生前のかこさんは「子どもたちが自分の先生だった」と川崎市での開催をとても喜んでいたという。
同展担当学芸員の永藤友美さんは、「図らずも回顧展となってしまったが、かこ先生が絵本作家になるきっかけとなったこの地で、先生が生涯かけて伝えようとしたメッセージを改めて発信していきたいと思っています。だるまちゃんと一緒に、かこ先生の魅力いっぱいの展覧会を楽しんで欲しい」と話す。
複製原画を中心に200点以上を展示する予定。「ベビーカーツアー」(7月19日)、「対話鑑賞ツアー」(7月21日)、「光しょくばいワークショップ」(7月28日)、「だるまちゃん音頭を踊ろう」(8月5日)、「『からすのやおやさん』で経営のおはなし」(8月11日)、「ナイト・ミュージアム」(8月18日)、「かこさとし幻灯上映会」(8月19日)、「『からすのパンやさん』おつかい大作戦!」(8月25日)、「ギャラリーツアー」(9月2日)などの関連イベントも多数催す。
7月7日~9月9日(56日間)、 9時30分~17時(最終入館は 16時30分 まで)。一般=600円、大学生・高校生=450円、中学生以下無料。 会期中の休館日は毎週月曜日(ただし、7月16日は開館)と、17日。夏休み中の土曜日は19時まで開館(最終入館は18時30分まで)。