連戦連敗の雑草のようなバスケチーム「T校バスケット部」が夢の実現のため全国大会に向けて走り出し奇跡を起こす実話に基づいた青春映画「走れ!T校バスケット部」に川崎ブレイブサンダースのジュフ磨々道(ままどぅ)OB選手が出演する。
2017年3月11日の京都ハンナリーズ戦で活躍するジュフ磨々道さん(撮影=加藤恵三)
原作は、小説家・松崎洋さん(1948-2014)のデビュー作「走れ!T校バスケット部」(幻冬舎文庫)。30万部を超えるベスト・セラーとなり、シリーズ化され累計100万部を突破し、10巻で完結した。2010年より近藤こうじさんによりコミック化(全3巻、幻冬舎・バーズコミックススペシャル)され多くの人に愛読されている。
物語の舞台は、通称T校と呼ばれる多田野高校。その超弱小チームに強豪白瑞高校(通称H校)から、1年生ながらエースとして活躍していたスタープレーヤーの田所陽一が編入してくる。「もう二度とバスケはしない」と心に誓い勉強に専念するが、新たな仲間たちとの出会いが陽一を再びコートへと駆り立てる。諦めきれない夢に向かって新生「T校バスケット部」が全国大会に向けて走り出し感動の奇跡を起こしていく。
川崎ブレイブサンダースからは、2012年東芝ブレイブサンダース(現・川崎ブレイブサンダース)に移籍し2017年のオフシーズンに引退するまで川崎市民に感動を与えたジュフ磨々道(ままどぅ)さんが、志尊淳さん演じる主人公・田所陽一に大きな影響を与える人物として出演。先駆者として助言する役を演じている。
8月8日に六本木ヒルズアリーナで開催された「ティップオフミーティングinテレ朝夏まつり」には、同作に出演する志尊さん、早見あかりさん、戸塚純貴さん、佐藤寛太さん、鈴木勝大さんと、映画をサポートする川崎ブレイブサンダースの藤井祐眞選手が千葉ジェッツの原修太選手や両チームのU15の選手と共に登場。チームの移籍をかけてビーチボールを含めフリースロー対決を行ったものの、バスケチームが出演者チームに負けて「特別部員」になった経緯もある。
「雑草チームが奇跡を起こす、実話に基づく青春ストーリーが、川崎市民のバスケット愛をさら更に高める可能性がある」と試写会に参加した川崎ブレイブサンダースのブースターは期待を込めて話した。
同作は11月3日より、全国東映系にてロードショー。