川崎駅北口改札上の「コモレビテラス」(川崎市川崎区駅前本町)で2月2日、「川崎シビックパワーバトル」が行われた。
「シビックパワーバトル」は、オープンデータを活用し、今まで知られていなかった街の魅力を発掘し、地域へ発信することを目的としたイベント。市民や企業、行政がバトルのために協力し合うことで、新たな魅力発信の仕組みづくりにつなげていく。
昨年9月23日に、ヤフー(東京都千代田区)本社で第1回シビックパワーバトルが開催され、流山市、さいたま市、横浜市、千葉市、川崎市が「遊ぶ」「働く」「住む」をテーマに、バトル形式のプレゼンテーションを繰り広げた。
今回は、川崎市の都市ブランド推進事業の一つとして、参加者を川崎の北側と、南側の2チームに分け、それぞれのチームの先鋒、中堅、大将の計6人がデータを活用して「住みやすさ」「暮らしやすさ」などをアピールした。
オープンスペースにしつらえられた会場を訪れた観客100人ほどの投票の結果、北チームの勝利となった。
中心となって準備を進めてきた小俣博司さんは「南北に長い川崎は同じ市とはいえ居住する条件などがだいぶ異なるので、それをデータで可視化したら面白いと思った。南北で対決するアイデアは、ロンドンのマラソンなど先例があり、参考にした」と話す。「市との協働ということで、いろいろな方に協力してもらい、市民団体だけでは実現できないこともできた。この経験を今後につなげていきたい」とも。