武蔵小杉にある川崎市市民ミュージアムで4月23日、岩合光昭さんによる猫の写真を集めた写真展「ねこづくし」が始まった。
同ミュージアムでは過去にも岩合さんの写真展を開催したことがあるが、猫の写真に特化した展示は今回が初めて。岩合さんが日本各地で撮った猫の写真が200点以上並び、幅広い層に人気のある「島の猫」シリーズは新たに40点プリント。広い展示室で楽しんでもらう趣向という。
展示の担当学芸員である中野可南子さんは「今年はゴールデンウイークが長いこともあり、幅広い年齢層のお客さまが楽しめる企画を考えた。『島の猫』の作品選びに当たっては、猫の表情、猫と風景の構図など、岩合さんの動物写真家としての独創性を見出せる作品を選択した。この展示で岩合さんの写真作品の魅力を感じ取っていただけたら」と話す。
GW中の5月3日~5日には、関連上映として同館映像ホールで「猫が教えてくれたこと」「黒猫・白猫」「こねこ」など、世界の猫が登場する映像作品も上映。5月6日には、トークイベントのため岩合さん本人も来館し、ミュージアムショップで写真集を購入した先着300人を対象に、サイン会も行う(当日は9時30分から写真集販売予定)。
開館時間は9時30分~17時。6月30日まで。休館日は月曜日と、5月7日(ゴールデンウィーク中は休まずに開館)。入場料は、一般=800円、学生・65歳以上=600円、中学生以下無料。