川崎大師の境内特設会場(川崎区大師町)で17日から21日まで、「川崎大師風鈴市」が開催される。大師観光協会主催。
今年で第24回を迎える風鈴市は、川崎大師の夏の風物詩として親しまれてきた。今年は全国47都道府県から約900種類、 3万個ほどにおよぶ風鈴が勢揃いする。川崎大師オリジナルの「厄除だるま風鈴」は12色13種類を用意しており、ほかにもガラスや金属、陶磁器、石などの様々な素材の各種風鈴が涼を奏でる。特別出品として、金の風鈴やプラチナ風鈴があるのも見どころ。
20日、21日は江戸風鈴の製作を手がける職人、篠原正義さんによる厄除だるま風鈴への名入れサービスも行う。各日先着300個限定(無料)で、毎年一番人気の催しとなっている。開催期間中は、古くなった風鈴を納める「風鈴納め所」も境内に設置される。納め風鈴法楽は12時と16時。
第4回から毎年続けられている「風鈴市踊り練り込み」は20日に開催。昨年は500人が参加。川崎大師・厄除け風鈴音頭などの音楽に合わせ、仲見世通から始まり、大本堂前で大きな円となる。
また、災害復興支援として愛媛県物産展「愛媛フェア」などのイベントが期間中開催される。信徒会館内大講堂では、洗足学園音楽大学コンサートも。
大師地区に在住の主婦の高多ゆみかさんは、「川崎大師の近くに住むようになってからほぼ毎年行っている。各地の風鈴が集まり涼しげな雰囲気を楽しめるだけでなく、子どもたちが踊りの場などで活躍できるのも良い」と話す。「子どもに風流な日本の造形に興味をもってもらえるのも母親としてはうれしい。大道芸人が来ることもあり、子連れでも楽しめるイベント」とも。
開催期間は7月17日から21日。開催時間は10時~18時(20日は20時まで)。