東急東横線元住吉近くの定食店「木月キッチン」(川崎市中原区木月2、TEL 044-572-3214)が6月27日、7周年を迎えた。
カウンター席8席の店内では、店主の時田正枝さんが腕を振るう。野菜をふんだんに使った定食のファンは多く、子育て世代の女性から独身や単身赴任中の男性まで幅広い客層でにぎわう。
「2年前の春に始めた子ども食堂にも手応えを感じている」という時田さん。「最初は親御さんと来ていた子どもたちも、自分たちだけで来られるようになり、近所のおばちゃんの家にご飯を食べに来る感覚で、食べ物リクエストやその日あったことなどいろいろ話してくれる」と話す。
営業時間外は、ワークショップや料理教室などさまざまなイベントを行う。独り立ちを控える18歳の若者たちに向けた料理教室を月1回行い、安く簡単で、体に優しい料理を教えている。
七夕には講師を招いて「かっさ」を使った美容マッサージと薬膳カレーのコラボレーションワークショップを行った。参加した40代女性は「カレー目当てに参加したが、マッサージもリフレッシュできた。家でもできるセルフケアのやり方を教わったので外側も内側もしっかり整えたい」とほほ笑む。
時田さんは「今後は定食屋としての木月キッチンと、子育て・自立支援の場としての木月こどもキッチンを両輪として幅を広げていきたい」と意気込む。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時(水曜~土曜)、ディナー=17時30分~21時30分(火曜~金曜)。日曜・月曜・祝日定休。