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川崎駅前にストリートピアノや持ち寄り図書スペース 公共空間の有効活用目指して

ハンモックや屋外用のテーブルセットなどが置かれている広場

ハンモックや屋外用のテーブルセットなどが置かれている広場

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 JR川崎駅東口の駅前広場で9月14日から「社会実験フェス」と称して、ストリートピアノやトレーラーハウスを利用した持ち寄り図書スペースやキッチンカーを配し、公共空間を活用して街ににぎわいをつくる取り組みが行われている。

トレーラーハウスの内部には図書室が

 駅前広場に設置した広告塔の影響を検証するとともに、さまざまな時間帯の公共空間の活用方法や、周辺で働く人のためのサードプレイスとしての利用の可能性を探ることを目的としている。川崎市まちづくり局が市のホームページから公募を行い、集まった人や団体で構成された「社会実験フェス実行委員会」が主催する。

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 期間中はトレーラーハウスの中に図書スペースを設置し、市立図書館のリユース本を並べる。本はハウス内や屋外に配された椅子やテーブルのあるスペースで読むことができ、気に入った本があれば自分の持ってきた本と引き換えに持ち帰ることもできる。日によってはハーブティーやコーヒーの振る舞い、市民団体による30分ほどの読み聞かせも行われる。スケジュールはフェイスブックページで確認できる。

 ルフロンの前に置かれたストリートピアノは、昨年大ホールが閉館した教育文化会館で半世紀の間人々に親しまれたピアノ。通り掛かった人が年齢や国籍を問わず、代わる代わる弾いては広場に力強い音色を響かせた。

 まちづくり局の鎌田泰広さんは「川崎は羽田が近いこともあり、近年多くの外国人観光客に訪れてもらっている。そういう方々や近隣に住む方々の、夜の時間の過ごし方やニーズを知って、魅力的な公共空間作りに生かすことができれば」と話す。

 父親と一緒に買い物に来て、ピアノを弾いた小学生の男の子(7)は「外でピアノを弾くのは初めて。風が吹いたり、他の人の話し声が聞こえたりして面白かった」と笑顔を見せた。

 11時~21時(予定)。10月6日まで。

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