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高津区役所並びに創作料理店「れんげ」 「母の味」受け継ぎ

れんげの紅紫色を基調にした店に立つ店主の田中謙次さん

れんげの紅紫色を基調にした店に立つ店主の田中謙次さん

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 創作料理の「れんげ」(川崎市高津区下作延2)が11月1日、溝の口駅南口エリア、高津区役所の並びにオープンし、すでに毎晩地元の人が集う場としてにぎわいを見せている。

懐かしい味わいの「にょろポテト」

 その日の旬魚の刺し身盛り合わせを始め、手羽中の唐揚げやソフトクリームまで提供する。中でも、人気メニューにランクインする「にょろポテト」はジャガイモのしっとり感とホクホク感を味わえ、「小さい頃に近所の店でよく食べていたフライドポテトの味が忘れられず、たまたま姉がポテトを絞り出すマッシャーを持っていたので再現できた」とオーナーの田中謙次さんはうれしそうに話す。

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 店名の「れんげ」は、田中さんの母親が高津区野川で29年営んでいた店の名を継承。「母の店は漢字だったが、僕はまだ足元にも及ばないので、まずは平仮名で始めた」という田中さんは、母親といつか一緒に地元の溝の口で店を開く予定だった。しかし昨年、母親が他界。夢はかなわなかったが、母親から受け継いだぬか床で作った「ママの糠(ぬか)漬け」や「ママのナポリタン」などメニューにも面影を取り入れている。

 ソフトクリームを導入したのは父親と姉の強い希望だという。ミルクをふんだんに使う牧場系味がこだわり。田中さんは「ソフトクリームがあると小さい子も喜ぶ。大人から子どもまで近所の人が気軽に入れる店にしたかった」と話す。

 「10席程度のカウンターと1席分の立ち飲みスペースという小さな店だが、このエリアにはない、自分らしい雰囲気で頑張っていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~24時。

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