![「こすぎの大学」オンライン開催の様子](https://images.keizai.biz/kawasaki_keizai/headline/1589004275_photo.jpg)
武蔵小杉で月に一度開催されているコミュニティカレッジ「こすぎの大学」が5月8日、90回目の「武蔵小杉でおせっかい」をオンラインで開催した。
武蔵小杉のコミュニティ形成の一環として2013年(平成25年)から月に一回開催されてきた同イベント。毎回、さまざまな分野の人が講師として登壇し、テーマを決めてワークショップを行ってきた。
90回となる今回は、「流しのワークショッパー」・黒瀬義敏さんが講師役として登壇し、ビデオ会議アプリを使って、26人の参加者に向けてワークショップを行った。
内容は「想い」を行動につなげるための思考のプロセスについて。新型コロナウイルスの拡大により影響を受けている現状を踏まえ、今後社会に増えていくと思われるもの、減少していくと思われるものを挙げ、途中3人ずつのブレイクルームに分かれて話し合った。その後、新しく出てくると思われる価値観などについて、参加者それぞれが言葉にして分かち合った。
ワークショップ終了後、黒瀬さんは「念願のこすぎの大学への登壇。本当は目と目を合わせてしゃべりたかったけれど、地域の良さで知った顔も多く、反応を予想しながら、事務方にも支えてもらってスムーズに行うことができた」と話す。「オンラインでは人は優しくなれるのかもしれない」という気づきも。
参加した高橋麻美さんは「既存の価値観や生活様式が変わりつつあるなか、自分が大切にしたい価値観を見つめ直すきっかけとなり、この状況にポジティブな可能性もあるとワクワクすることも。 身近な地域の人ともなかなか会えない状況だが、オンラインでも地域のつながりを感じられて、とてもホッとする時間だった」と話す。
こすぎの大学を主催する岡本克彦さんは「オンラインで開催は先月のヨガに続き2回目だが、合間に『部活動』と称してオンラインで小さなワークを開催することもできた。一期一会でなく、一期二会、一期三会になるのが地元コミュニティの良さだと改めて感じる」と話す。
次回のこすぎの大学は6月12日の19時28分から。武蔵小杉で料理教室を開催するワクワクワークの菅野のなさんが登壇する予定。申し込みは週明けよりホームページで受け付ける。