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「高津せせらぎプレーパーク」始まる 子どもたちが思いっきり遊べる場所を身近に

木にブランコをつるして楽しむ子どもたち

木にブランコをつるして楽しむ子どもたち

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 子どもたちが思いっきり遊べる場所を作ろうという理念の下、「高津せせらぎプレーパーク」が高津区との共働事業として、8月2日から始まった。場所は二子新地駅から徒歩15分ほどの多摩川河川敷にある「多摩川緑地下野毛せせらぎと親子広場」(川崎市高津区下野毛1)で、月1回の実施となる。

「高津せせらぎプレーパークやレンジャー」のメンバー

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 子どもたちが安心して泥遊びや水遊びができる場所として、川崎市子ども夢パークがある。市民団体が公園などで実施しているプレーパークもあるが、現状数が少ない。その中で、地域にもっとプレーパークを作ろうと、子ども夢パークに通う子どもたちの親や自主保育に参加している子育て中の女性たちが集まり、「高津せせらぎプレーパークやレンジャー」という団体を立ち上げた。

 代表を務める川瀬早紀子さんは「子どもが小学校に上がったころから、周囲に子どもたちがのびのびと遊べる場所が少ないということが気になり始めた。せせらぎと親子広場がとても良い場所なので、ここでプレーパークをやりたいという思いをいろいろな人に相談することで、長年の思いを実現できた」と話す。

 当初、多摩川河川敷を使うことにはさまざまな問題があり、プレーパークを実現するには10年くらいかかると言われたが「やれんじゃん」という駄じゃれにかけ、団体名をつけた。「戦隊シリーズの「〇〇レンジャー」のように、それぞれの個性と得意なことを持ち寄ったチームであり、アメリカやカナダなどの国立公園で自然環境の保護をするために働いている職員を「ranger」と呼んでいることなどにもあやかったという。

 1回目のプレーパークとなった8月2日には、木にブランコをつり下げたり、工作コーナー、色水遊びを実施したりした。1日で340人もの参加者が集まり、楽しんだ。

 川瀬さんは「子どもたちの遊び場は、切実に求められていると改めて感じた。これからは子どもたちや来てくれた人たちと楽しみながら、一緒に作っていくプレーパークにしたい」と意気込む。

 次回は9月13日に開催予定。

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