プレスリリース

プレシリーズBラウンドで50億円の資金調達を完了 累計額は110億円超に

リリース発行企業:株式会社T2

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株式会社T2(東京都千代田区、代表取締役CEO:熊部 雅友、以下「T2」)はこのほど、プレシリーズBラウンドにおいて、9社からあわせて50億円の資金調達を完了しました。これにより、累計調達額は110億円を超えました。



T2は、2022年8月の会社設立以来、「2024年問題」を背景にしたドライバー不足の深刻化などの物流危機に対応すべく、ドライバーの乗車を必要としないレベル4*?自動運転トラックによる幹線輸送*?の開始を2027年に目指し、プレシリーズAラウンドおよびシリーズAラウンドを通じて、60.7億円の資金を調達してきました。

このほど、会社設立から3年を迎えるのを前に、プレシリーズBラウンドとして、株式会社宇佐美鉱油、NX・TCリース&ファイナンス株式会社、株式会社環境エネルギー投資、鈴与株式会社、日本郵政キャピタル株式会社、福山通運株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、三井倉庫ロジスティクス株式会社および三菱地所株式会社の9社を引受先とするエクイティファイナンスによって、あわせて50億円の資金調達を完了しました。これにより累計調達額は110.7億円となります。

既存の株主である宇佐美鉱油、環境エネルギー投資、三井住友海上火災保険、三井倉庫ロジスティクスおよび三菱地所の5社からT2の取り組みに対するさらなる支援を示していただくとともに、運送業を含め、多様な業界から新たに4社が参画いただくこととなりました。

今回調達した資金をもとに、2025年7月より開始したレベル2*?自動運転トラックによる商用運行*?の本格化に全力を尽くすとともに、今後、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送を実現し、物流業界の将来を支える存在になるべく、ユーザーや株主とともに取り組みを加速させてまいります。

各社からのコメント(50音順)

株式会社宇佐美鉱油 代表取締役社長 宇佐美 智也 様
「T2社が取り組むレベル4自動運転技術を活用した幹線輸送サービスの開発において、すでに多くの実績が出始めています。宇佐美グループは多くの運送業界のお客様に支えられ、成長してきた歴史があります。PreAラウンドに続き、PreBラウンドの出資を通じて、T2社とともに日本の運送業界の発展に取り組んでまいります。」

NX・TCリース&ファイナンス株式会社 代表取締役社長 小林 淳一 様
「シリーズPre-Bラウンドへの参加により、物流の社会課題解消を目指す自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業へ参画できることを大変嬉しく思います。当社は、長期ビジョン実現に向けた主要施策の一つに「自動運転技術を活用した新たな価値創造」を掲げております。NXグループが有する総合物流機能を活かし、T2様およびその取組に賛同された他株主様と協力し、本事業の社会実装に向けて貢献してまいります。」

株式会社環境エネルギー投資 モビリティ事業創造室室長 プリンシパル 林 隆介 様
「T2社が自動運転技術の開発と実用化に向けて着実に進展していることを大変喜ばしく思います。弊社もインパクト投資家として、T2社による自動運転技術により、運送業界において効率性の向上、コスト削減、安全性の強化、排出CO2量削減など多くの利点をもたらすことを期待しており、今後もT2社の成長と成功を支援し続ける所存です。」

鈴与株式会社 代表取締役社長 鈴木 健一郎 様
「将来においてトラックドライバー不足による物流停滞が懸念されるなか、自動運転技術と周辺インフラ整備の推進によってこの課題に挑むT2様の取り組みに出資という形で参画できることを大変嬉しく思います。当社は今回の出資を通じて、こうした社会課題の解決に向けT2様を支援し持続可能な社会インフラの実現に貢献してまいります。」

日本郵政キャピタル株式会社 シニアマネージャー 井形 晋太郎 様
「自動運転技術の社会実装は、物流の未来を支える重要なテーマの一つです。深刻化する人手不足や持続可能な輸送網の構築といった社会課題に対し、T2の皆様と共にその実現に取り組めることを心強く感じております。日本郵政グループとしても、新たな社会的価値の創出と物流現場の進化に貢献できるよう取り組んでまいります。」

福山通運株式会社 代表取締役社長 熊野 弘幸 様
「現在、物流業界は大きな転換期を迎えており、慢性的なドライバー不足や輸送の最適化といった構造的課題を抱え、大きな変革が求められています。こうしたなか、T2様が持つ高精度かつ実用性の高い自動運転技術は、未来の物流インフラを支える重要な鍵になると確信しています。今回の出資を通じて、安全性と効率性を兼ね備えた輸送ネットワークの実現に取り組み、T2様とともに物流革新を推進してまいります。」

三井住友海上火災保険株式会社 常務執行役員 佐久間 美奈子 様
「当社はシリーズAから出資し、自動運転トラックによる幹線輸送の実現に向けて共に歩んできました。T2は確実に技術開発を進め、多くの実績と成果を上げています。今回の追加出資により、両社の連携を一層強化し、今後も物流課題の解決に向けて取り組んでまいります。」

三井倉庫ロジスティクス株式会社 代表取締役 社長執行役員 石川 輝雄 様
「2023年の参画以降、公道実証を含む事業・技術開発を共に進めてまいりました。今回、T2のサービス事業化と当社事業構想の実現との相乗効果を再認識し、追加出資を決定しました。今後、T2との事業協力関係を一層強化し、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現と、当社および三井倉庫グループの物流ノウハウ・デジタル技術活用を融合した高付加価値な物流サービスの提供を推進してまいります。」

三菱地所株式会社 物流施設事業部長 荒木 康至 様
「当社が描く『基幹物流施設構想』には、T2の技術開発が欠かせません。2023年の初回出資以降、T2社の取組み姿勢だけでなく、技術開発の躍進も実感してきました。自動運転トラックとそれらが実現する未来の物流社会は目前に迫っています。今後もT2と共同で建物内走行等の技術開発を進め、当社基幹物流施設の価値をさらに磨き上げ、未来を創って参ります。」

T2 代表取締役CEO 熊部 雅友のコメント

「今回プレシリーズBラウンドにおける50億円もの資金調達に際し、既存株主様および新規株主様からのご支援に心からの感謝を申し上げます。皆様のご期待を背に、T2は、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送を必ず成し遂げ、物流業界の未来を共に支えるという使命を全うできるよう、今後も全力で取り組んでまいります。」

*? 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態
(参照:国土交通省資料 https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf
*? 各種荷物を全国の配送拠点に主要な輸送ネットワークを通じて効率的に運ぶこと
*? ドライバーの監視のもとに行われる特定条件下での高機能自動運転
*? 本件に関するニュースリリース:https://t2.auto/news/2025/0701.pdf

会社概要

本社所在地:東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル1階
代表者:代表取締役CEO 熊部 雅友
設立日:2022年8月30日
事業内容:自動運転システムの開発、レベル4 自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業、幹線輸送に付随した関連サービス事業、その他関連サービス事業
企業サイト:https://t2.auto/
公式X:https://x.com/t2_auto

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