

「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄、以下パーソル)と、外食チェーン運営の株式会社コロワイド(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:野尻公平、以下コロワイド)は、本日、パーソル南青山本社オフィス2階にある社員食堂(以下、“社食”)のリニューアルオープンを機に、パーソルグループのオフィスを起点に社員食堂の再生に関する取り組みで協働することに合意いたしました。

"社食”内観_フロア

”社食”内観_注文カウンター
昨今、物価高騰の影響を受け、都心ではたらくオフィスワーカーのランチ事情が悪化していることが指摘される中、人的資本の強化や従業員エンゲージメントの向上といった観点から、あらためて社員食堂の新設や機能充実を図る動きが見られています。パーソルではこのたび、グループ傘下のシェアフル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:横井 聡、以下シェアフル)とコロワイドとのパートナーシップをきっかけに、コロナ禍で閉鎖した本社屋2階の”社食”を再開し、その運営をコロワイドグループ傘下の株式会社ハートフルダイニングに委託することになりました。“社食”のあるフロアは、パーソルやシェアフルをはじめ、パーソルグループの複数の企業の共通利用エリアとなっており、来訪客の方との面談にも利用されています。こうしたフロアのポテンシャルも踏まえ、今後、パーソルとコロワイドは、コミュニティ形成に関する双方の知見を活用し、単なる社員食堂の運営にとどまらず、パーソルグループ内企業の社員をはじめ顧客や取引先などさまざまな人々が集い、新たな発想や協働の起点となる「コミュニティハブ」として機能していく場の創造に取り組んでまいります。


■パーソルの取り組み
コロナ禍を経た今日、パーソルではビジネスシーンにおける対面コミュニケーションの重要性を従前にも増して認識するようになっています。これまで社員食堂は手頃な価格で高品質な食事を提供することでオフィスワーカーの就業環境の改善に寄与してきましたが、パーソルは、“社食”を『単に食事を提供する場』としてではなく、従業員やクライアント関係者を含むステークホルダーにとっての『コミュニティハブ』としてデザインし、活用していくことを想定しています。
ランチ需要に則した昼間営業はもちろん、今後、夜間も一定規模の懇親会や各種交流イベントも開催できる場として体制を整えることを予定しており、社内におけるチームビルディングの強化、コミュニティの活性化を促進する場としても機能させていく考えです。
また、南青山本社への来訪客、パートナー、メディア関係者などのステークホルダーの皆様に、パーソルグループが提供する各種サービスを体感いただくための「ショーケース」としての位置づけも想定しています。具体的には、スキマバイトアプリ「シェアフル」から募集した人材に調理スタッフとしてはたらいていただいたり、小売店向けPOSサービス「POS+(ポスタス)」によって効率的な注文・決済のプロセスを体験いただいたりするなど、ステークホルダーの皆様にパーソルグループのソリューションをより具体的にご理解いただく機会を創出します。
■コロワイドの取り組み
コロワイドは、事業所給食で豊富な受託運営実績を有する
株式会社ハートフルダイニングを通じ、“社食”を「単に食事を提供する場」に留まらない、ステークホルダーにとっての「コミュニティハブ」として機能するよう独自のフードサービスソリューションを投入、パーソルの掲げる社員食堂の再生、価値再定義の取り組みに協力してまいります。
1) 『楽しさ・美味しさを追求した食堂運営』
外食事業で培ったノウハウを活かし、ジャンルに捉われない多彩なメニュー、レストラン品質のお料理、「牛角」「ステーキ宮」などグループ外食ブランドとのコラボ商品等を提供。ランチ、ディナー帯の営業に加え、宴会/パーティーメニューの対応など、人々が集う“社食”の具現化、“にぎわい”の創出に貢献。

「牛角」監修コラボメニュー”牛カルビ焼肉丼”
2)『セントラルキッチンの活用』 グループのセントラルキッチンと食堂厨房をトータルで設計、調理の最終工程に重きを置くことで“出来立て感”のある料理を提供し、利用者の満足度向上に貢献。

神奈川セントラルキッチン
3)『セルフ化・自動化』 今回、パーソルグループのポスタス株式会社が提供する、キャッシュレス決済・セルフ決済機器の実装により、運営スタッフ、利用者双方にストレスフリーな体験価値を提供。省人化・効率化によって生まれた工数はサービス向上など利用者に積極還元。
■協働の展望
パーソル、コロワイドは、今後、“社食”で提供する食事に対するレビューやフィードバックを収集・分析し、新メニュー開発に活用する取り組みについて検討しております。また、“社食”においてパーソルのスキマバイトアプリ「シェアフル」を活用した人材マッチングの実践、AIの活用検討など、パーソル製品の試験的実装を通して、飲食業における「はたらく」知見の拡大に協力していくとともに、社員のはたらきがいの向上とより良い職場環境の実現に取り組んでまいります
シェアフル株式会社代表取締役社長 横井聡のコメント今回の“社食”リニューアルは、単なる福利厚生の充実にとどまらず、「食」を通じて社員一人ひとりの健康と心のゆとり、そして「つながり」を育むための取り組みです。美味しい食事は、人を笑顔にし、自然と会話を生みます。パーソルグループ内でのグループ会社同士での交流や、そこにいらっしゃるクライアントのお客さま、さらに部署や職種の垣根を越えて社員同士が交わることで、新たな発想や協働のきっかけが生まれることを期待しています。また本プロジェクトには、外食業界を牽引する株式会社コロワイド様とのパートナーシップのもと、食の専門性と高品質な運営ノウハウを取り入れています。さらに、運営体制にはシェアフルの即戦力人材の活用や「POS+(ポスタス)」のPOSシステムによる業務効率化など、私たちパーソルグループならではのプロダクトも導入しました。これにより、運営の安定性とサービス品質の向上、そして新しいはたらき方の実現にもつながっています。社員がこの場所でエネルギーをチャージし、また明日も前向きに仕事に向き合えるような、そんな食堂を目指していくとともに、社内外の力を掛け合わせることで、より良い「はたらく」環境づくりに挑み続けていきます。
■株式会社コロワイドについて
国内外で直営、FCによる飲食店チェーンを経営、「
牛角」「
かっぱ寿司」「
ステーキ宮」「
大戸屋ごはん処」などの主要ブランドをはじめ約2,600店舗を展開しています。傘下のカッパ・クリエイト、アトム、大戸屋ホールディングスなど上場子会社3社を含む61社からなるコロワイドグループを構成。
今後、国内外食事業を拠りどころとしつつも、市場の拡大が見込まれる海外外食及び給食事業の成長を通じて、2030年3月期には連結売上収益5,000億円の達成を目指しています。
東証プライム市場上場(証券コード:7616)。2025年3月期売上収益2,691億円(IFRS)。
公式サイト:
https://www.colowide.co.jp/
■株式会社ハートフルダイニングについて
コロワイドの給食事業を牽引するグループ会社です。
出資: 株式会社コロワイド51%、日本ゼネラルフード株式会社49%
2024年4月設立、代表取締役社長:栢森洋平
企業、病院/介護施設、官公庁、大学向けの給食事業(フード及びサポートサービス)を展開。コロワイドグループの調達、商品開発、食材加工等の総合力を背景とした高効率オペレーション、レストラン仕様の高品質な料理提供に強み。
公式サイト:
https://www.hf-dining.co.jp/
■シェアフル株式会社について<https://sharefull.com/>
シェアフル株式会社は「スキマ時間を価値に変える」をビジョンに、パーソルホールディングス株式会社とフリーランス総合支援プラットフォームを提供するランサーズ株式会社が2019年1月に設立した合弁会社です。短期間・短時間の仕事に特化したオンデマンドマッチングプラットフォーム「シェアフル」を提供することで、労働シェアリング市場の拡大を目指します。
■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2025年3月期売上収益1兆4,512億円(IFRS)。
■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。
以上