
第二次世界大戦の終結から80年、戦争の記憶が風化しつつある一方で、パレスチナやミャンマーをはじめ、世界では今この瞬間も紛争や暴力に苦しむ人々がいます 。本イベントは、過去の悲劇を繰り返さないという決意を新たにすると共に、国や文化を超えて連帯し、平和な未来への具体的な行動を考えるための国際的な対話の場です。
イベントには、広島で被爆し、その体験を詩作などで伝え続ける橋爪文(はしづめ ぶん)氏、パレスチナの若者のエンパワーメントに取り組むIPYL(国際パレスチナ青年連盟)代表のAdli DA'NA(アドゥリ・ダーナ)氏 、そしてミャンマーで地域開発や若者支援を行うGIVE (Giving for Earth) 創設者のThazin AUNG(タジン・アウン)氏 が登壇。それぞれの立場から、平和への強いメッセージを語ります。

橋爪 文氏(詩人・広島原爆被爆者)
80年前に広島で何が起きたのか。14歳で被爆した体験から紡がれる言葉は、私たちに命の尊厳と「どう生きるか」を問いかけます。その半生は英国BBCでも紹介されるなど、世界が耳を傾けるべき普遍的なメッセージです。

Adli DAANA氏(PCMRD事務局長、IPYL代表)
IPYLは1997年設立のパレスチナの若者の能力を育成する団体。占領下のパレスチナ・ヘブロン旧市街で、破壊の危機に瀕する歴史的建造物を、世界中のボランティアと共に修復・保全する活動等を続けています。

Thazin AUNG氏(GIVE創設者・事務局長)
GIVEは、2013年以降ミャンマーで国際ワークキャンプを開催(現在は情勢により停止中)。不安定な情勢が続くミャンマー国内で、世界中のボランティアと共に多様な少数民族の若者たちへの教育の機会の提供等をしてきました。
また、主催団体NVDA (アジア・ボランティア発展ネットワーク)では、2025年7月下旬に国境地帯で武力衝突が発生したカンボジアとタイ両国のNGO代表が、それぞれ代表・副代表として協働しており、イベントの最後に紛争への想いを含いなどメッセージを伝える予定です。
本イベントは、国際的なテーマに関心のあるすべての方に開かれています。専門的な知識は必要ありません。英語での開催となりますが、「まずは聴いてみたい」という方も心より歓迎します。ご自宅から気軽に参加できるオンライン形式ですので、ぜひご参加ください。
イベント名: World Peace Action Day 2025
日時: 2025年8月15日(金) 20:00~22:00 (日本時間)
形式: オンライン (Zoom)
参加費: 無料
申込方法: 下記URLより英語でご登録ください。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdZ0qmKVR7868Ouv60q9qR7anyn09ftF_--_kYB6xUDGFcjUA/viewform
申込締切: 2025年8月15日(金) 17時
定員: 100名
特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)は1990年設立。「カラフルでヘルシーな世の中へ」をテーマに、日本を含む世界約60か国で、国際ワークキャンプ事業を実施しています。また、本イベントは、第一次世界大戦後に欧州で始まった平和活動を起源とする、国際ボランティアサービス(IVS)のネットワークによって実現しています。
主催:特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)、NVDA (アジア・ボランティア発展ネットワーク)
後援:国連・CCIVS (国際ボランティア活動調整委員会)
協力:IPYL (国際パレスチナ青年連盟)/ PCMRD (パレスチナ・メディア研究開発センター)、
GIVE (Giving for Earth, ミャンマー)、CYA(Cambodia Youth Action, カンボジア)、DALAA(タイ)、VIN(ネパール)、MCE(モンゴル)、INEX(チェコ)等、世界23か国の国際ボランティアNGOが力を合わせて実施。
【お問い合わせ先】
団体名: 特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)
担当者名: 開澤真一郎 (代表理事)
電話番号: 080-2347-3184
Email: nice@nice1.gr.jp
イベント詳細:https://www.nice1.gr.jp/topics_detail30/id=27056