川崎大師平間寺(川崎市川崎区大師町4)は2月3日、節分会(せつぶんえ)・豆まき式を行った。
川崎大師平間寺境内で行われる節分会は、記録に残っている限り1912(明治45)年から105年以上続く川崎大師の風物詩。
当日は年男・年女と呼ばれる裃(かみしも)を着た男女が、大本堂で「除災招福・開運満足・家内安全」大護摩祈とうの修行後、「厄落とし」の願いを込めて豆を投げた。12歳から92歳までの年男・年女が、各回に約70人ずつ特設の舞台に上がった。
境内の中には鬼がいないとされており、掛け声は「福は内」のみ。近年は子ども専用エリアも作られ、子ども達には豆が手渡された。
豆まき式は1日3回に分けて行われ、合計1トン(3万袋)の豆が投げられた。境内には焼きそばや干し柿などを扱う出店も多く出店し、にぎわいを見せた。