等々力陸上競技場(川崎市中原区等々力1)で3月5日、Jリーグ開幕戦となる川崎フロンターレ対サガン鳥栖の試合が行われた。
ACLチャンピオンズリーグの香港遠征から中3日となった第2節。開始後7分、小林悠選手が右サイドからドリブルで鳥栖陣を突破、先制点を奪ったが、34分に鳥栖は、右サイドからのクロスに高橋義希選手がダイレクトに合わせてゴール。後半は、パスをつなぎながらも決定的な場面に至らず、結果は1-1のドローとなった。川崎はACLに続き、公式戦2引き分け。
鬼木監督は試合後「ホーム開幕戦でたくさんのサポーターが来てくれているのに、勝利できず申し訳ない気持ち。点を取った後に積極性が薄れてしまい、追加点につながらなかった。得点力強化に向けて、時間をかけて取り組みたい」と話した。
当日は、同チームのサポーターをイメージして作ったという楽曲「明日も」が携帯電話会社のCMに起用された川崎出身のスリーピースバンド「SHISHAMO」が始球式に登場。3人のコンビネーションで会場を盛り上げた後、小学校1年生の頃からサッカーをやっていたというドラムの吉川美冴貴さんがPKを決めた。
サポーターの男性(40)は「フロンターレのホーム開幕戦は引き分けが多く、試合内容は悔しかったが、小林選手の開幕2試合連続ゴールなど明るい話題もあった。監督が代わったばかりで、負けないことも大切だと思うので、着実に力を発揮していってほしい」と笑顔を見せた。
第3節は3月10日、ホームで柏レイソルと対戦する。19時キックオフ。