川崎市の名産・多摩川梨のジャムを使った地産地消メニューが10 月24日より、「ベッカーズ」武蔵小杉店(川崎市中原区小杉町1)など市内5店舗で、期間限定で提供されている。
JR東日本が進める食の六次産業プロジェクトの一環となる同取り組み。地域の農産品を掘り起こして商品を開発し、JR東日本フードビジネスが運営する飲食店で販売する。限定メニューで使われる梨は、石井梨園(多摩区)と中豊園(多摩区)が栽培し、福祉事業所「はっぴーわーく」(多摩区)で無添加の生ジャムに加工された。
多摩川梨は、川崎市、多摩川周辺で栽培されている梨の総称。品種は豊水や幸水、二十世紀、長十郎などバラエティーに富む。川崎での梨の栽培の歴史は古く、江戸時代から始まり、昭和初期から中期までは、首都圏から観光客を相手にしたもぎ取り梨狩り園が盛んだった。現在は、宅配贈答や臨時店舗での直売が中心になっている。
「ベッカーズ」武蔵小杉店、川崎ルフロン店、ホテルメッツ横浜鶴見店、武蔵溝ノ口店の4店では、クロワッサンにホイップクリームと多摩川梨ジャムを挟んだ「多摩川梨ジャム&ホイップクロワッサン」(230円)を取り扱う。
「リトルマーメイド」武蔵新城店では、パウンドケーキを南武線の車両をイメージしたパッケージにくるんだ「多摩川梨ジャムのトレインパウンドケーキ」(700円)を販売している。
営業時間は店舗により異なる。ジャムがなくなり次第販売終了。