川崎大師平間寺大山門につながる仲見世通で現在、現代アートの作品展「仲見世でアート2016」が行われている。
川崎大師名物のとんとこ飴やだるまを販売する店の合間に、アーティストの彫刻やインスタレーションを展示。路上だけでなく街路灯にも写真が掲げられており、日常空間にアート作品が溶け込む様子が楽しめる。
川崎の顔である工業地帯と現代芸術を共存させる試みとして、2004年に浜川崎で始まった「アートカワサキ」の流れを受け継ぐ同イベント。2011年から川崎大師に場所を移し、今年で6回目の開催となった。地元の中学生による公開ドローイングなど、地域の学校を巻き込んだプログラムも充実させた。
同イベントで経済効果も生まれ、アート作品を目的に市外から会場を訪れ、川崎大師を詣で、商店街で買い物をする人も増えているという。
主催のアートかわさき実行委員会・関直美さんは「このイベントは『アートの出前』。普段現代美術に触れる機会がない人も、これを機に知ってくれたら」と話す。
11月20日には川崎大師平間寺大山門前でダンスパフォーマンスの披露が行われる。同イベントは今月27日まで。