川崎経済新聞

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武蔵小杉のイタリアン「Piccolo」 閉店に惜しむ声集まる

店内の寄せ書きにメッセージを寄せる

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 武蔵小杉駅近く、セントア武蔵小杉のイタリア料理店「Piccolo」(川崎市中原区小杉町3)が2月20日、閉店した。店内に用意された寄せ書きには閉店を惜しむ声が多数集まった。

フロアマネージャーの山口さん

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 最後の週末となった19日、20日には常連客が引きも切らずに訪れ、食事を楽しんだ。オープン当時からのファンだという女性は「緊急事態宣言下で、感染対策やディナー営業をやめてランチ営業のみにするなど、いろいろと対応をして頑張っていたのに、閉店に至ったことはとても残念。地産地消を実現しながら、リーズナブルな価格で提供してくれるのが本当にありがたく、子どもや友人と何度も使った」と振り返った。

 武蔵小杉かいわいでは比較的広めの店内は、子育て世代のランチ需要のみならず、会社員の懇親会などにもよく利用されており、店内に掲げられたメッセージボードには「ピッコロサラダがおいしかった」「あのカルボナーラが食べられなくなるのが残念」など料理を惜しむ声や、「復活を待っています」など、さまざまな層から多くのエールとメッセージが寄せられた。

 フロアマネジャーの山口太志さんは「今後のことはまだ考えていない」と話す。会社の集まりでよく使ったという会社員は「再開発でセントア武蔵小杉ができた2013年の12月に新装オープンしてから7年、開発前の営業期間も加えると約30年の歴史を持つ店舗がシャッターを下ろすことに寂寥(せきりょう)の念を禁じ得ない。コロナ憎し、というほかないが、この波が収まっていつかまた店を出すなら武蔵小杉に戻ってきてほしい」と話す。

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