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皇后杯準決勝へ 川崎がホームの女子バスケ「富士通レッドウェーブ」皇后杯4強逃す

富士通に流れを取り戻すため果敢なプレーを続けた篠崎澪選手(撮影=加藤恵三)

富士通に流れを取り戻すため果敢なプレーを続けた篠崎澪選手(撮影=加藤恵三)

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 「第87回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」が開催され、準決勝に進出する4強が決定したが、川崎市に拠点を置く富士通レッドウェーブは12月16日の準々決勝で強敵ENEOSサンフラワーズと対戦し78-59で勝利を逃した。

富士通の司令塔・キャプテンの町田瑠唯選手

 4強入りしたのは、ENEOSサンフラワーズ、デンソーアイリス、日立ハイテククーガーズ、トヨタ自動車アンテロープスの4チーム。今日19日に準決勝、20日に決勝が行われ女子バスケット日本一が決定する。

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 皇后杯のファイナルラウンドは国立競技場代々木第二体育館を会場にして、ENEOSサンフラワーズと富士通レッドウェーブのゲームでから始まった。最初の得点は富士通の篠崎澪選手(#11)。やや深めから投じたディープスリーが決めれば、ENEOSの渡嘉敷来夢選手(#10)も長めの2ポイントを決めて互角のスタート。残り時間3分30秒に渡嘉敷選手がブロックの着地で右膝(ひざ)を痛めるアクシデント。ENEOSの各選手に危機感が生まれ、「勝ちに行く気迫」がチームを支配。第1Q(クォーター)は、20-18でENEOSがリードした。

 第2Qも、ほぼ互角の展開。富士通の司令塔・町田瑠唯(#10)、オコエ桃仁花(#99)、内野智香英(#8)、藤本愛妃(#18)、そして篠崎の各選手が奮起するも40-37で前半を折り返した。

 後半に入り第3Q。ENEOSのディフェンスに富士通の攻撃が阻まれる中、オコエ、内野、篠崎、町田の各選手が奮起。シュートがリングに嫌われ、強固なディフェンスとの対峙(たいじ)から生じるファウルに苦しむも15-15で互角。通算で55-53の3点差で最終Qに流れ込んだ。

 追う富士通。逃げるENEOS。オコエ選手が投じた3ポイントシュート。ボールがバスケットの中にほぼ入るも回転し外に飛び出すシーンもがあった。富士通の得点は伸びず、ENEOSにリードを許し点差を縮めることなくタイムアウト。78-59で敗退した。

 ゲームが終わって富士通の篠崎選手がメディアの取材を受けるエリアに姿を現した。記者からの質問に丁寧に答えを探す篠崎選手。言葉も詰まりがちになりいったんインタビューは止まった。数分後に再登場して「いつものことができなかった」「レギュラーであり最年長なのに流れを取り戻す仕事ができなかった」「気持ちで負けた」と思いを言葉にした。何よりも悔し涙があふれる姿が篠崎選手の気持ちを物語っていた。

 準決勝は、19日17時からENEOSサンフラワーズvsデンソーアイリス、同19時から日立ハイテククーガーズvsトヨタ自動車アンテロープスのゲームが行われ、それぞれの勝者は、20日15時から行われる決勝に挑む。