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玉飾りに願いを込めて新年を迎える 川崎大師で平穏な日々への祈願が続く

川崎大師・大山門前に玉飾りを取りつける作業

川崎大師・大山門前に玉飾りを取りつける作業

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 「大師四番木むら」と記された半纏(はんてん)をいなせに着込んだ「鳶頭(とびかしら)」の木村和正さんが大本山金剛山金乗院平間寺(川崎大師)の大山門前に表れ、注連縄(しめなわ)に玉飾りが付けられ新年を迎える。

「鳶頭(とびかしら)」の木村和正さん

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 この仕事を執り仕切る木村さんは、「代々やらせてもらっている」ときりり。これから取りつける玉飾りにカチッカチッと火打ち石で切火(きりび)を切り厄除けをする。

 木村さんは、的確に指示を出し既に設置されている注連縄に玉飾りを取りつけた。大晦日の朝、8時過ぎにもかかわらず既に参拝する人の姿が見られた。「今年は1日前に来させていただいた。こんなときだけに願うことが多かった」「晦日(みそか)に来ましたと大師様に報告するとよしよしと言って願いを聞いていただいた」と参拝する人々は話す。

 川崎大師の天沼寬文さんは「玉飾りには疫病退散への願いが込めて作られた。早く穏やかな日々が来ることを願っていく」と話す。1月1日を迎えてすぐに行われる「元朝大護摩供(がんちょうおおごまく)」では、国家安穏、玉躰安穏並びに十方信徒の諸願成就が祈願されている。

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