スポーツイベント「スポーツインクルージョンフェスタ2021」が1月9日、富士通スタジアム川崎で開催された。主催は、川崎市川崎区役所、富士通スタジアム川崎。
「かわさきパラムーブメント」をコンセプトに、スポーツを通じた包括的なまちづくりを進めている川崎市。同イベントは、障がい者と健常者が一緒に楽しめるスポーツプログラムを通し、共生社会実現に向けた理解促進、健康の保持・増進、パラリンピック競技普及促進などを目的に企画した。
当日は「パンチ佐藤の野球教室」に約40人が参加。元プロ野球選手のパンチ佐藤さんが参加者らにバッティング、投球、キャッチボールのコツなどを直接指導した。投球方法のコツを習ってすぐにコントロールやスピードが改善された参加者の姿を見て、会場から驚きの声が上がる一幕もあった。
神奈川県eスポーツ協会とコナミデジタルエンタテインメントの協力で行った「eスポーツ体験」では、PS4版ゲームソフト「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」を使い、参加者らのプレーの様子をユーチューブで配信した。
元千葉ロッテマリーンズのスタジアム部長の横山健一さんがガイドを担当した「川崎球場スタジアムツアー」では、参加者が横山さんと一緒に川崎球場の面影を残すスポットを巡った。
オンライン開催となった「レジェンド阿波野秀幸氏トークショー」では、阿波野さんが視聴している子どもたちに向け、夢や目標を持つことの大切さを話したほか、川崎球場で行われた伝説のダブルヘッダー「10.19」についても熱く語った。
富士通スタジアム川崎支配人の田中育郎さんは「直前に緊急事態宣言が出されことを受けて、安全を確保し、提供コンテンツを縮小して開催した。参加した方々に喜んでもらえたようで何よりよかった」と話す。