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悲願達成へ舞い上がれ川崎ブレイブサンダース!  ブースターの願い通じ2年連続天皇杯ファイナルへ

悲願達成に向けてチーム一丸(写真提供=日本バスケットボール協会)

悲願達成に向けてチーム一丸(写真提供=日本バスケットボール協会)

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 川崎ブレイブサンダースは、3月12日に行われた「第 96 回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンド(準決勝)でシーホース三河に快勝し、13日に行われる宇都宮ブレックスとのファイナルでBリーグ参戦初タイトル獲得に挑む。主催は公益財団法人日本バスケットボール協会。共同通信社が共催。

天皇杯で初優勝した「レッドサンダース」

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 川崎ブレイブサンダースは前身の東芝時代に「レッドサンダース」(2000年)「ブレイブサンダース」(2006年)「東芝ブレイブサンダース川崎」(2014年)のチーム名で3度天皇杯を獲得している。

 Bリーグに参戦してからは、昨季に続き2度目のファイナル出場となるも、「リーグ優勝」「天皇杯優勝」などのタイトルを奪取することができていない。佐藤賢次ヘッドコーチは、「大きな忘れ物をした」とし、各選手も「2年がかりで忘れ物を取りに行く」と挑戦意欲を言葉にしていた。

 川崎からさいたまスーパーアリーナへ。多くのブレイブレッドのブースターが駆けつけ「悲願達成」のために応援を続けた。「今季は苦しい戦いが続いてきた。一つ一つ這い上がってきた。天皇杯での優勝がリーグ戦の終盤に弾みをつける」(川崎市在住)とタオルを掲げる動きにも力が入る。掲げられていた「掴み取れ天皇杯」の手書き文字がブースターの気持ちを表していた。

 ゲームは、開始直後から動きの速いプレーと、ジョーダン・ヒース選手(#35)の連続3Pシュートで川崎が先制。その後も藤井祐眞選手(#0)やヒース選手などがゴールを揺らして第1Q(クォーター)を 川崎22-11三河 と2桁リード。

 第2Q後半に川崎のエナジーを発揮。辻直人選手(#14)、ニック・ファジーカス選手(#22)、ジョーダン・ヒース選手の連続3ポイントで加点。パブロ・アギラール選手(#34)もインサイドで得点を稼ぎ 川崎45-30三河 で前半を折り返した。

 3Qで、三河は連続スティールで川崎の攻撃を削ぎじわじわと点差を縮まるも、川崎は体勢を立て直して三河の攻撃に対峙。結果として 川崎59-46三河 と抑えきって最終Qへ流れ込む。4Qで三河は、シュートを放ち連続得点をあげ6点差まで迫ってきたが、藤井選手がフリースローを3本を決めると、川崎のリズムが復活。そのままリードを保ち 川崎79-67三河 で勝利を手にした。

 佐藤賢次ヘッドコーチは「前半は自分たちのプランを遂行できた。オフェンスに関しては相手が準備する前に全員で起点を作って、相手に打たされるのではなく自分たちで打っていくことでチャンスが作れた。後半では相手のハードディフェンスに対して受け身になってしまった部分もあったが自分たちのディフェンスが出来て勝ち切ることができた」とゲームを振り返りファイナルに関しては「今まで積み重ねてきたことをとにかく全部出しきる、それしかないと思う」と意欲を見せた。

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