11月19日の夕方より、川崎市の東扇島にある人工海浜「かわさきの浜」に月食の観察や撮影を目的にした人が集まり、つかの間の天体ショーを楽しんだ。
東扇島東公園にある「かわさきの浜」。工業地区にある公園に面した砂浜で、昼は航行する船や離着陸する飛行機が見える場所として知られている。
東側が多摩川で、その先が羽田空港のため、「月食を見るには好都合」とカメラの三脚の準備をする人もいれば、「納品に追われ一息つきに来たら月食と聞いて観察してから工場に戻ることにした」と話す人もいた。
17時過ぎに始まった天体ショー。17時15分前後から欠け始め、18時2分頃にほぼ最大の食になり、18時44分頃には食が戻っていく姿が見られた。月食の後の満月もきれいに見られたため、訪れた人々を喜ばせた。