「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」のクォーターファイナル(準々決勝)で、東地区2位の川崎ブレイブサンダースは、5月15日に川崎市とどろきアリーナで西地区3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズに 川崎85-70名古屋D で連勝しセミファイナル(準決勝)へ進出した。川崎のセミファイナル進出(4強入り)は2年連続。
ゲーム後の会見で川崎の佐藤賢次ヘッドコーチは「本当に激しい試合だった。名古屋ダイヤモンドドルフィンズの『魂』を感じた」と話し、外国籍選手(アジア枠を除く)を欠く中で勝利に向かって果敢に挑戦する相手チームを高く評価した。併せて「チャンピオンシップへの熱い思いがぶつかり合う試合で勝てたことでまた成長できたと思う」と総括した。
ゲームは「アグレッシブにプレーする名古屋Dが作り出すアップテンポのリズムに川崎は苦戦が続くも、拮抗状態の中から川崎がリードし守り切って勝利」の展開となった。
第1Q=冒頭からアップテンポな激戦模様 【川崎22-21名古屋D】
第2Q=激闘が続くが終盤より川崎リード 【川崎19-15名古屋D】
第3Q=川崎の攻勢で均衡状態を抜け出す 【川崎23-18名古屋D】
第4Q=川崎はリードを守り15点差で勝利【川崎21-16名古屋D】
勝利するも厳しいゲームだったことを篠山竜青選手(#7)は、「今シーズンの名古屋Dさんは勢いもあったし強いチーム。厳しくタフなクォーターファイナルだったんだろうなと思う。(外国籍選手を欠く中で)日本人だけのラインナップで中で激しくタフに戦ってきた」と振りかえる。
マット・ジャニング選手(#23)も「今日の試合は非常に厳しい戦いだった。速い展開でアタックするバスケットをやってこられそこに手こずった部分がある。強いチームで本当に素晴らしいチーム」と評価する。
こうした中で川崎の勝利のきっかけとなったのがパブロ・アギラール選手(#34)の言葉。佐藤ヘッドコーチはその時の様子を話す。「後半はうちが相手のやってくることを共有して、アジャストしていたが、特に大きかったのはパブロが『俺がリバウンドを取るからみんな気持ちよくシュートを打て』とタイムアウト中に言ってくれた。そういうところもあってリバウンドを支配できたことは非常に大きかった」と話す。
川崎が2連勝でBリーグチャンピオンシップ セミファイナルへの進出を決めたことで川崎市とどろきアリーナでのゲーム開催が決定した。