タイの女性タレント3人が1月19日~21日、川崎市内を散策し、見どころなど町の魅力をタイのファンたちに紹介した。
タイのインフルエンサー(影響力を持つ人)を日本に招き、日本の製品や観光地を発信してもらおうと、経済産業省の進める「360度JAPAN」事業の一環。川崎市が観光情報発信事業として参画し実現した。
日本政府観光局(JNTO)によると、タイは経済成長を背景に海外旅行ができる所得層が増えており、日本も人気の観光目的地の一つ。タイからの訪日旅行者数は、2014年=65万人、2015年=79万人(前年比21%増)、2016年=90万人(前年比13%)と右肩上がりで、今後も増えると予測されているという。
来日したのは、ネットアイドルのザヌックさん(21)、女優のパンさん(21)、女優でモデルのドリームさん(22)。いずれもインスタグラムのフォロワー数が10万~70万という、タイで人気の女性たちで、3人は、川崎大師(川崎区)、川崎工場夜景(川崎区)、日本民家園(多摩区)、よみうりランド(多摩区)などの観光スポットを訪れた。
パンさんは「一番楽しかったのはよみうりランド。タイにもテーマパークはあるが、アトラクションがとても面白かった」と話す。3人はこれまでに訪れた東京、大阪、金沢などと比較し、「人が多すぎず、静か」「川崎はゆっくり観光できるのがいい」と話す。一方、「10代の若い人には退屈かもしれない。もっと体験できるアクティビティがあるとよいのでは」といった指摘も上がった。